納期をミスしたら意地でも届けることが唯一の正解

みなさま、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

まず最初に、元日に発生した能登半島地震にて被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

今なお大変な状況に直面されている方々もいらっしゃるかと思いますが、ご自身とご家族の安全を最優先にお過ごしください。

萩野菜ピクルスは8日が営業開始日となっておりますが、私は今東京にいます。

何故か?

新年一発目からやらかしてしまいました。

納期のミスです。

昨日、のんびり仕事始めの準備をしていたお昼に突然取引先から電話がかかってきました。

「商品が届いてないのですがどうなっていますか?」

私は何のことか分からずどの商品の事ですか?と聞くと、

「1月6日挙式の引き出物用のピクルスです」

と言われ血の気が引きました。

私は1月6日が挙式日だと思わず、1月6日が到着日と勘違いしており商品をまさに今、発送しようとしていたのです。

電話でそのことをそのまま説明し、「配達が間に合うか運送会社に連絡して折り返します!」と電話をきり、ヤマトに電話。

ヤマトも佐川も東京までは2日かかるのですが、ヤマトは宅急便タイムサービスという追加料金を払えば翌日配送してもらえます。

それが今からでも使えるか問い合わせると、

「宅急便タイムサービスは飛行機を使用するのですが、羽田の飛行機事故で全便ストップです。」

…マジか

「併せて震災で交通網が混乱しており、本日通常配送しても6日にお届けする事は確約できません」

ヤバい、マジでヤバい…

もう背中が汗でびっしゃりになりました。

取引先から催促の電話がひっきりなしに鳴り続いています。

もう持っていくしかない!

と思い飛行機の予約を取ろうとサイトを見ると、事故の影響で当日も翌日も欠便と満席でいっぱい。

ならば新幹線!と思い予約を取ろうと思いサイトを見ると1月4日までは自由席がなく全て指定席扱いで予約でパンパン。

マジかよ!!!

車で行くか?とも考えたのですが、新幹線どうにかならんか聞いてみようと電話をしても全く繋がらないので、直接駅まで行って聞く事にしました。

とりあえず納品しなければならないピクルスを持って着の身着のまま駅まで車で20分。

みどりの窓口に直行し東京まで空きはないか聞くと、「グリーンも指定席も自由席も満席です」と言われ、自由席も買えないんですか?と聞くと、

「5時間立ちっぱなしで良いなら発券できます」

「立ちます!」

という事で、5時間立ちっぱなしで昨日東京に着きました。

お陰様で腰バキバキです。

取引先には「5日の昼に直接持って行きます!」と伝え「え!?椋木さんが直接持ってくるんですか!??」「はい、全部こっちのミスなので、お気になさらず!」

という顛末で、今日のお昼に挙式のホテルにピクルスを手渡しで納品してきました。

【お取引先のブライダル業界大手のテイクアンドギブニーズさん。渋谷のど真ん中にある直営結婚式場「TRUNK HOTEL」】

何個納品してきたと思いますか?

7本です。

ピクルス7本。

この取引でのピクルスの売上は約3500円。

交通費と宿泊費8万円。

大赤字です。

もう自分の馬鹿さに目も当てられません。

これが普通の販売用のピクルスであればここまではしなかったと思いますが、結婚式や母の日、誕生日など日にちがずらせないものは意地でも届けなければなりません。

これを手持ちではなく運送会社に委ね、もし届いていなかったら100%取引を切られています。

別にこの事はみなさまにお知らせする事でもない内容だったのですが、自戒の念を込めて書かせて頂きました。

納品日の間違えなんて、超初歩的なミスですが、誰にでもあり得ることですので皆さんも本当にお気をつけくださいね。

商品を卸す、取引をするという事はこういった責任も伴いますので、これから商売を始める卒業生の皆様も、私をダメな例として同じ轍を踏まないよう精進してください。

それでは今年もよろしくお願い致します。

P.S

今日はヒアリング面談が入っていたので個室のコワーキングスペースで行いました。

パソコン一台あれば東京では何でもできますね!

あと、毎回アカデミー開催日が近づくにつれてお申し込みが増えてきます。
毎回10名程度を定員にしておりますので、直前だとお断りすることもございますのでお早めにお願い致します。

※以下事例で紹介している方は全て2ヶ月フォロープログラムを受講された方です

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