起業の目的に社会的大義は必要ない。地方で起業する意味について。

社会人向け加工食品専門学校ピクルスアカデミー

ちょっと今日はいつもと毛色が違う話になるのですが、表題の様な題材を扱うとどうして書き手のポエムっぽくなる事が多いのでなるべくそういったものを排除して、私がやってみて、経験して感じたそのままを書いていこうと思います。

起業に社会的大義は必要ない「地方で起業する意味」について。自分の人生の為に起業、で十分。

私が起業を志したのは高校生の時で(現在44歳)、理由は高齢者が亡くなった家が取り潰され、いつも見ていた風景に空き地が増えていき、これに歯止めをかけたかったから、という単純なものでした。

その方法として高校生が思い浮かべた精一杯の方法が、でかい会社を作って人を雇えば、その人が萩で家庭を築いて人口増えるだろうという、これも単純なものでした。

その為には自分に力をつけないと、という事で東京でTV制作会社に就職し仕事に追われながら様々なスキルを身につける事、約10年、30歳の時に地元の萩に帰りました。

その3年後の2013年に起業をして今は13期目になります。

一人で会社を立ち上げ、多い時には30人の雇用を生んでいました。

コロナの時も人員を削減せず、自分は給与をとらず、スタッフにはずーっと給料は払い続け我ながらよく耐えたなと思います。

そんな感じで10数年、地元を見てきて少しずつ変化を感じ始めます。

小規模で事業を立ち上げる人たちがポツポツと増え出したのです。

それもほとんどが一人起業。

年齢性別関係ない、老若男女バラバラな人達が、パン屋、美容室、定食屋、カフェ、デザイン会社など多種多様な事業を、全部一人で立ち上げているのです。

萩市というのは山口県の日本海側の小さな三角州で構成された、人口たったの4万人の小さな街です。

人口たったの4万人の小さな街山口県萩市。

2024年には全国に744自治体が指定された名誉ある「消滅可能性自治体」の中に、萩市もドンと腰を据えています。

そんな人口が減る一方の消滅可能性地域に老若男女がポツポツと事業を興しているのです。

これって萩市にだけ起きている現象ではなく、全国で散見されています。

私はどこでもアカデミーで全国を回っています。

行く先々でその土地を歩き回り、話を聞いたりするのですが、こういった現象が起こっている地域にある共通点がある事に気づきました。

それは「先駆者」がいる事です。

どんなど田舎であろうが、交通の便が悪い所であろうが、誰かがそこで事業を興すと、必ずと言っていいほど追随する人が現れるのです。

人は「事例」や「前例」があると、物事のハードルがもの凄く下がります。

そのハードルの臨界点を突破した人が「自分にも出来るんじゃないか」と感じ始めて、起業をする。

そう言った人達はシンパシーが近しい方が多いので、コミュニケーションを取り合い人が集まり出し、小さなコミュニティーが形成されます。

人が集まる事で、これまでなかった様々な人やモノの「流れ」の様なものが生まれ、ほんの少しずつですが地域に小さな変化が出始める。

地域の祭りが再開されたり、集会が再開されたりといった小さな再興です。

起業をした本人は生業としてそこで生活をしているので、結婚をして家庭を築き始める人もいます。

成功事例の様に萩市を書きましたが、これは一部の側面でしかないことは確かで、人口は毎年着実に減っています。

ただ、明らからに起業をしている人が増えているのも事実なのです。

地方のこう言った事例の地域には必ずキーマンの様な人がおり、大体が何かしらの店舗や事業を運営しています。

その理由は、やはりお金の流れが生まれない所には人も流れて来ないという事の証左だと思います。

ただ、これだけは声を大にして言いたいのは、事業を興す理由に大義はなくても全然いい、という事です。

社会の問題を解決するだけが起業の目的である必要は全くありません。

やりたいからやる、作りたいものを作ったから売る、必要とされているっぽいからやってみる、これやったら稼げそうな気がするからやってみる、など自分の欲望や願望達成が目的でも全然いいんですよ。

まずは個人の生活を成り立たせる事が第一の目標であるべきです。

自分の活動に社会的意義を見出すのは、その後の後の後の話ですし、ずっと見出さなくても全然いいと思います。

まずは自分の生活最優先。

それが出来たら、その事例を見た誰かが追随をして事業を興し、自然発生的に増えていくんだと思います。

この2月で受講生が1030人を超えました。

この講座を受けたからと言ってビジネス的な成功が約束されるものでもありません。

いい大学に入ったからと言って、その人の将来が保証されるわけではないのと同じ理由です。

ですが受講生全員に間違いなく断言できるのは、大なり小なり全員キーマンになる素地は持っているという事ですね。

一人で1000人を超える人間の起業の相談や悩みを聞き、それぞれに対するアドバイスをし続けていると如実に分かってくるんですよ、そうじゃ無い人達との差が。

私の家族、友人、知人のそうじゃない人達と、この講座に来る人達とでは明らかに目の色が違うんですよ(笑)

普通に暮らしてたら「よし!起業しよう!」なんて考えませんからね(笑)

私を含め、そう考える人の方が異常なんですよ。

まあその異常さが、ある意味人を惹きつける力の根源であることに間違いはないので、そういった人が作る「場所」の周りには人が集まりコミュニティーが出来やすいんだと思います。

起業の一歩を踏み出す時は、相当なパワーが必要になります。

勇気や覚悟、不安や恐怖を乗り越える胆力など、一気に爆発させて邁進する必要があります。

それを乗り越えるような力を持った人の周りに人が集まるのも自然の摂理の様な気もします。

とはいえ、経営をしていくと一人で全てを背負いこむので不安に押しつぶされそうになることも当然あります。

そういった時は遠慮なく連絡をしてほしいと受講生には伝えています。

私自身、経営危機や数千万円の借金、スタッフの大量辞職など経営の酸いも甘いもまがりなりに経験をしているので、とりあえずどんな相談にも乗れると思います。

話がちょっと飛んでしまいましたが、今回伝えたかったことは「自分の人生楽しむ為に起業すれば良い」という一点です。

社会的意義も大義もあってもなくても、どっちでもいいんです。

私は今完全に家族のため、生活の為だけに経営をしています。

意義は後からついてくりゃいいと思っています。

それでは!

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