受講前なのにアドバイスしただけで成果を出した受講生

一昨日突然連絡を頂いたのが、今度の4月10日に受講されるNさん。

まだ受講前です。

どういった連絡かというと、面談で教えられたアドバイス通りにやったら本当に結果が出たので嬉しくてご報告しました!というものでした。

インスタがバズったのです。


【フォロワー以外の再生数が殆どを占めているのがバズっている証拠】

【たった5万再生でも十分バズっていると判断できます】

Nさんの受講を決断した理由がヒアリングシートに記載してあるので一部ご紹介いたします。

はじめまして◯◯県で鳥のまるやき専門店しているNと申します。

今回のアカデミー受講のきっかけはインスタグラムでアカデミーのこと知ったからです。

星空ゼリーを見て心ときめき、自事業とは別で収益得たいと思いゼリー屋さんをやってみようかな?と考えていました。

しかしLINEに届く感想や生徒さんとのやり取りを見ていて、むしろ新しいことを始めるよりも今の店舗の状況を一緒に見直してもらうのが先決と今回の申し込みに至りました。

お店はオープンして2年半くらいで惣菜製造業をとっています。

水木休みの週5で営業しており、週末は県内でイベントに出店しております。

ロケーションは◯◯県の真ん中くらいの中心部、◯◯駅から徒歩1分くらいの場所に店舗があります。

オープン当初は珍しさとテレビに何度か取り上げられたこともあり予約が取れないお店になっていましたが、今は他に売り上げを立てる方法を考えないと本当にまずい状態です。

今回の受講ではお店を回復させたいのはもちろんですが、賞味期限や細菌検査を学べることと、お店全体を一緒に見てもらって私が見えていない部分やアドバイスを頂けたらと思っています。

私は料理人とかではなく主人が立ち上げた事業を手伝ってメニューやレシピを考えているのでいつも不安です。

このアカデミーを受講することで自分に自信つけたいです。
どうぞよろしくお願いいたします。

このように事業がうまくいっていない現状が切実に書かれており、このような場合は一旦冷静になってもらい、何故そうなったのかを詳しく聞く必要があります。

まず、

・何故その事業を始めたのか?
・売上の推移
・うまくいっていない原因は何だと考えているのか?

ここを重点的に聞いていきます。

まず、事業を始めたきっかけは旅行で沖縄に行った時に、ご主人が鳥の丸焼きで行列が絶えないお店を見つけ、その味やインパクトに感動し、これを地元でもやりたい!と思ったのがきっかけだそうです。

他店の商品をみてインスパイアを受け、自分の事業に転換することはよくあることですし、間違っていません。

成功している前例があるのですから、失敗のリスクは全てを新規で立ち上げるよりかは少ないです。

しかし、注意点があります。

①流行っている理由を見誤らないこと
②ブームで終わらせない青写真が自分で描けるか

この2点は絶対に外せません。

まず、①を調べる必要があったので、その沖縄の店名を聞いて検索してみました。

そこには「創業40年」の文字。

そして強気な商品価格。

「すみません、これって商品がはやってるんじゃなくて、この店が出す丸焼きだから流行ってるんじゃないですか?」

と聞くと、「そうなんです。。。やって気づきました。。。」というお返事。

鳥の丸焼きはそもそも日本に根付いておらず、日常食になっていないこういった突飛な商材というのは真似をしてもブームで終わる確率が高いのです。

この会社を調べてみると、もともと鳥の丸焼きで地元で愛されていたが、年々事業が低迷し数年前に2代目がネット販売などで事業を立て直しており、事業を軌道に載せるために様々な施策を行う中で、ケンミンショーなどのテレビに取り上げられるなど、運的な要素も非常に高く、商品を真似ただけでは成功しないのは目に見えています。

ここでミソなのが、商品を真似ただけでは成功しないが、絶対に失敗するという事ではないという事です。

それが、②の「ブームで終わらせない青写真が自分で描けるか」です。

こういったインパクトのある商品は熱し易く冷めやすいので、特に地方であれば珍しい商品はすぐにメディアが取材で取り上げてくれます。

そして売上は爆上がりします。

Nさんの事業の鳥の丸焼き。

問題はその後。

その勢いを如何に維持するか、如何に売れ続けさせる道筋を自分でイメージ出来ているか、にかかってきます。

それはこれをやろう!と思いついた本人にしかわかりませんし、正解もありません。

この事業をしようと思いつき実行に移したのはNさんのご主人です。

私はNさんに経営の舵取りをしているのはNさんなのか、ご主人なのか聞いてみると100%ご主人との事でした。

であれば、次に聞かなければならないのはご主人の経営センスです。

私はこの事業をやる前に他に事業をやってないかを聞いてみました。

すると、ある商材の移動販売をコロナ前までやっていて、それが平日だけで日商30万円、土日になると倍近く売上げていたそうなのです。

そのビジネスモデルもご主人が知人がやっているのを参考に、自分でもやってみた所大当たり。

あまりに売れるので、他県にも移動販売を行いとんでもない利益を出し続けていたそうなのですが、流行る商品はすぐに模倣されることが世の常なので、例に漏れず半年も経たないうちに模倣業者で溢れかえり、売上は激減。

私はこの話を聞いて、「おそらくご主人は事業の目の付け所はピカイチのセンスがあるけども、事業を育てるのは向いていない経営者だと思います」とお伝えしました。

これはどっちがいい悪いという話ではなく、経営者でも向き不向きがあるというだけの話です。

事業を形にするのが得意な人、その事業を育てる現場に立つのが得意な人というのがいるのです。

この場合、事業を育てるのはNさんです。

一番気になっていた事をズバリ聞いてみたのですが、「こんなにアンテナを立てているご主人が、今の事業をそのまま放っておくとは到底思えないのですが、立て直しの為に実は動いている事とかありませんか?」

と聞くと、

「実はこの事業を東京でゴーストキッチン化してウーバーイーツメインで展開しようとしていて、もう物件の目星をつけてます」

というのです。

「やっぱり!(笑)ご主人は多分動きながら考える人なんで絶対なにかやってると思いました(笑)こんな悲惨な状況をそのままにしとくわけないですもん。」

と話しながら、Nさんの現状を聞く限り今はそれが出来得る最善策だと思います、ともお伝えしました。

正直、ある程度売れると思います。

でも絶対東京限定です。それがうまくいくなら、できて大阪まで。

商売をする環境を変えればうまくいく事業は山ほどあります。

逆に、そこでしか通用しない商売が沢山あるという事です。

どこでも通用するビジネスはフランチャイズにすればいいんです。

最後にNさんは「講座までに出来ることは無いですか?」と聞いてきました。

なので、まずやるべきはインスタの投稿方法を変えることとお伝えし、どういう事を考え、どういった意図で投稿をするのかをお伝えしました。

投稿を見る人は何に共感するのか、どういった投稿にいいねを押すのか。

基本的な事ですが、萩野菜ピクルスのインスタを見せながら説明をして、その日の面談は終わりました。

そして、一昨日、冒頭のLINEが届いたのです。

インスタがバズってる、と。

web面談の後、今できる事と思ってインスタのリールをあげてみました。

なんとそのうちの1本がもうすぐ5万再生いきそうです。

そして、昨日まで1週間ほど東京に行ってきたのはロースターを移動させるためでした。

実際に動き出すのは夏くらいになりそうですが東京のゴーストキッチンは確定になりました。

東京がうまく回れば大阪で始めたいという方も出てきています。

↓こちらがあと少しで5万再生のリールです!

https://www.instagram.com/reel/C4u3tj8haR1/?igsh=MWVzN3l0eTk0cXVxdQ==

そして私の返信。

すごいすごい!これなんですよ!インスタやXって助けてあげよう文化が凄くて、そういう投稿って通常のものより回るんですよ!

あと、真面目な内容の投稿。

例えば今回のような、事業を東京で展開せざるを得ない実情を赤裸々に大真面目にかく。

失敗を真正面から認め、それでも諦めたくないから東京に一縷の望みをかけて攻めの姿勢は崩さない、私たちは諦めない、商品には絶対の自信がある、という思いの丈をめちゃくちゃ長文で書くんです。

絶対いいねの数つきますから。

本当に良かったです!アドバイスしても実際に行動に移してくれる方のほうが少ないので💦

これホームページで紹介してもいいですか?

Nさんの返信。

ありがとうございます!

今日はイベント出店でインスタ投稿のおかげでまるやきが完売してしまったので早々と完売ストーリーあげました。

助けよう文化、、そうなんですね!

Twitterとかではコンビニの誤発注とか見かけてましたが、まさかうちでも反響あるとは思ってもみなかったです。。

リール投稿は消極的でしたが先日の面談後すぐだったのもあり、良いタイミングで行動できてよかったです。

紹介ももちろん大丈夫です!

このアカデミーに興味ある方は私たちみたいに困ってる方が多いと思うので、少しでもお役に立てればわたしもうれしいです☺️

リールまだまだ回ってます!

助けて下さい、という内容の投稿は連続して使うことは出来ません。

この次にやらなければならないのが、この投稿で得たお客様をいかに本当のファンにしていくか、です。

単発で終わっては意味がないんです。

こういう戦いを永遠にしていくことが売上の安定に繋がっていくのです。

※以下事例で紹介している方は全て2ヶ月フォロープログラムを受講された方です

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