3年前から講座に興味を持っていた人が受講した結果

今回の記事は少し長いです。

とある受講生さんの受講前、受講直後、受講後2ヶ月を紹介しております。

興味がある方はじっくりお読みください。

去年の12月に受講されたHさんは3年前からこの講座の存在を知っていたそうで、去年の12月に意を決して受講をされました。

去年の12月に受講された36期生のHさん達

当時のヒアリングシートにも不安と期待が正直に綴られています。

こちらの広告を3年ほど前に見たことがあり気になっていました。

最近、知人が始めたレンタルキッチンで、ちょっとした飲食提供の手伝いや、料理のワークショップに参加したり、菓子の商品開発の手伝いなどをしていて、自分でもきちんとした知識を身に着けて、できれば収入源となるものを作っていけたらと考えるようになりました。

12月の講習を受講しようか悩んでいます。

実際の受講者さんにとって、会場が山口と東京では満足度に差があるのかが気になっています。

なんとか都合をつけて山口に行ったほうがいいでしょうか?

必要ないかもしれませんが、私の背景をお伝えいたします。

●地元野菜を使ったピクルス、こちらでも農業の未来について考える人が多いので大変興味があります。

●飲むお酢は自分でも好きで、買ったり、自分で作ったりもしますので、チャレンジしやすいかなと思います。

●一番やってみたいのはフルーツサンドで、自分で作ってみようとしてもうまくできないので一番教えてもらいたいものです。

●地元で山桃を使った商品を展開しようとしている団体と懇意にしています。今はジャムやシロップ(水や炭酸で割って飲む)を販売されていて、そこと協力して山桃を使ったアレンジ商品ができたら地元のお土産品みたいになるんではないかと考えています。

●実は飲食や加工食品製造で起業したいと思っているのではなく、今後準備してやっていきたいと思っているNPO法人活動に、飲食や加工食品を組み合わせられないかなと考えています。理由は自分が美味しいものを作ってみんなで食べるのが好きだからという単純なものです。

こちらのサイトを見て、萩野菜やピクルス開発への熱い想いを読んでいると、私のような片手間に近い理由で受講するのは失礼に思われるかもしれないと少し心配しています。

最後の一文にあるように、未知の領域に飛びこうもうとしているのですから不安になるのは当然の事です。

私も起業当初は何も分からず不安でしょうがなかったので気持ちは痛いほどよくわかります。

そんなHさんが受講後に送ってくださった感想がこちらです。

先日はピクルスアカデミーでたくさんのことを学ばせていただきありがとうございました。

遅くなりましたが、感想を送らせていただきます。

【受講してよかったこと】

レシピを教えていただくというより、商品をどのように開発し売り出していくのか、ストーリー性を持たせることであったり、売り上げにつなげることであったり、安全性を確保することであったり、素人ではなかなかたどり着けない考え方を教えていただけたことがよかったです。

今まで受講者の先輩方が言われているように、椋木さんが長年苦労されてやってきたノウハウを惜しみなく話してくださることで、起業を考える際に必要なマインドをある程度知ることができました。

また、一緒に受講した方々とも話ができたことも励ましになりました。

【授業内容で驚いた事】

説明があった通り、難しい専用の器具を使わずとも、家庭にあるようなものを使ってピクルスを始め、サンドイッチや飲めるお酢など様々な商品が作れるということを実際に見ることができました。

また、その手順を実際に見ることで文章や写真で見るより、わかりやすく、自分でも挑戦してみようという気持ちになれました。

とても手際よく作業、調理されているので、なかなかそこに至るまでは繰り返し練習が必要だとは思いますが、こつやなぜそのような段取りになるのか丁寧に説明していただいたおかげで、とてもわかりやすかったです。

失敗談なども分かち合ってくださったことで、押さえて置かなければいけないポイントを知ることもできました。

【講座内容は満足できるものだったか、それはどこですか?】

山口か東京かどちらで受講しようか迷っていた時に、山口なら実際の工場が見れますよということで、山口に参加しました。

実際、工場やカフェ店舗を見れたのは、百聞は一見にしかずで勉強になりました。

片道約7時間かけて弾丸日帰りで行った甲斐がありました。

フルーツサンド、自宅で作ってみました。

クリームの泡立て、教えていただいた通りにやってみて成功しました。

切り方のコツまで教えていただいていたので、以前に自己流で作ったのとは段違いにいい感じにできたと思います。

家族に好評でした。実際、作って3日目のものまで食べ比べてみました。

もっと練習して商品になるところまでにしていきたいと思います。

ありがとうございました!

受講直後にお話を聞くと、不安は払拭されこれからやるべき事が明確に見えたとのことでした。

そして先月いよいよ実際に動き出したということで相談メールが送られて来ました。

以下その内容と私の回答です。

お世話になります。

まず始められそうなこと、今後やっていきたいことを考えてみました。

2月、3月はレンタルキッチンを借りて、月に一度のマルシェにフルーツサンドを出店。

一応、レンタルキッチンを使わせてもらう話はまとめてきました。

製造の許可は、そのキッチンを使ってレンタルしたい人が申請してということでした。

すでに菓子製造では許可を取った方もいるので、申請手続さえすれば問題ないのかと思います。

4月からレンタルキッチンにて週に2〜4日、8:00〜14:00でカフェおよびランチ提供.

メニューにフルーツサンドと腸活ボウルを加えて反応をみていく。

レンタルキッチンでのランチ営業は4月から11月の限定。

同じレンタルキッチンのカフェ営業時間外を利用して、ピクルス、飲む果実酢、ジャムなどの加工品の練習をしていき、2026年中に販売できるようになりたいと思っています。

加工品が作れるようになりたいのは、将来的に高齢者の介護付きシェアハウス的なものを運営したくて、でも、それをNPOで運営する時に何か売上を出せるものがあればいいなと思ったからです。

サロンやよりあいカフェみたいなことをされている事業所もありますが、それだと、その時間帯にその場所に集まった人向けでしかない。

でも加工品だと、空き時間を活用できるとか、作り置きでマルシェやイベントに出店できる、うまく行けば、道の駅みたいな委託販売にもつなげられるかもというところです。

需要が見込めそうなら、作り手を高齢者(この地域の多くの方は自分で梅干し、漬物、味噌、山菜の保存食などを作ってきたベテランさん)や、地域おこしに興味のある若い方などと一緒に、地域の野菜や果物を使ったストーリーのある産物にできたらと思っています。

また来年以降は、家の一部を改装して工場としようと考えています。

スモールスタートから、徐々に手を広げて、と夢物語を考えていますが、よいアドバイスあれば、よろしくお願い致します。

A.マルシェ出店について

いいですね!とりあえず「惣菜製造業」「菓子製造業」を取得しておきましょう。これでマルシェで出品する程度のものなら大概作れます。

とりあえずワンオペでやって、どのくらいの労力が必要になるかを体感してみてください。

作る個数は50個〜100個で良いと思います。

内訳は全てフルーツサンドでも構いませんし、惣菜サンドを混ぜてもらってもOKです。

とにかく初回は「儲け」よりも「経験」を重視してください。

「今日はの自分は経験を積む為に出店するんだ」という心持ちで挑むことが重要です。

初回からうまくいくわけないので、売り切れたらラッキー、余って当然というスタンスで。

まずは出店できそうなマルシェを余すことなく全てリストアップして細かい日程を決めてください。

期限が決まれば人間は否が応でも動きますので、それをモチベーションとしてください。

50個〜100個製造して販売するのにどれだけの労力と時間がかかるのかを体感して、その経験を次回に活かします。

A.4月からのカフェについて

これは土日は含まれますか?こちらは徐々に決めていきましょう。家の一部を改装して工場にする計画であれば、飲む果実酢は清涼飲料水製造業が必要になります。

A.NPOについて

NPOを立ち上げるのであれば、計画がほぼ白紙状態でも良いのでなるべく早めに市役所と地元のよろず支援拠点に行って使える補助金はないか相談してください。よろず支援拠点は国が全国に設置する中小企業を対象にした経営相談所です。起業相談ものってくれます。無料なので情報収集をするのであればここは絶対に使ったほうが良いです。
Hさんの場合は「◯◯県よろず支援拠点」になります。アドレスはこちらhttps://※※※※※※※※※※※※

以上となります!頑張ってください!

凄く無いですか?

12月までは不安でいっぱいだった人がこんなに具体的に考えられるようになり、実際に行動に移しているんですよ。

実際にはもっとやりとりはしているんです。

当初はやはり何から始めたらいいか分からないという状態だったので、まずはやりたい事を列挙してくれと指示を出しました。

それを見て私の方で実現性が高いものから優先順位を決めます、という形で徐々に内容を詰めていきました。

一番大事なのはゼロイチでこちらから指示や提案をするのではなく、あくまで受講生のやりたい事、実現させたい事をベースに組み立てる事です。

でないと只の指示待ち人間になってしまいます。

それではこの講座を受けた意味がありません。

あくまで事業を行っていくのは受講生自身なので、私は独り立ちできる為のサポート役に徹する必要があるのです。

もちろんこの講座を受けたからと言って、事業が絶対に成功するなんて上手い話はありません。

しかし、ほとんどの卒業生が起業や新規事業を立ち上げていることは事実なので、その成果にはコミットしていいのでは無いかと自負しています。

今回は少し長くなりましたが、以上です!

それでは!

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