自社のストロングポイント(強み)を分析して来店数を増やす
社会人向け加工食品専門学校ピクルスアカデミー
さて、萩野菜ピクルスに来るお客さんは何を求めて来てると思いますか?
ピクルス?ランチ?サンドイッチ?
はい、全て正解です。
じゃあ、全員がこれらの商品を販売したらお客さんが来るのかといったら、それはNOです。
例えばコーヒーを販売したらスタバのようにお客さんが押し寄せてくるのか?と言ったら違いますよね?
そんな単純な事であれば潰れるカフェなんて存在しませんから。
商売というのは「お客様に商品を提供すること」というのは間違っていないのですが、それだけではないのです。
例えばコンビニであれば「商品を提供しているお店」という事には変わりないのですが、売っている商品はスーパーと同じようなものです。
ではスーパーと何が違うのかというと、「24時間店が開いている」という「サービス」を提供しているのです。
この24時間休みなく開いているという「利便性のサービス」が多くの人の支持を受け、コンビニ業界は拡大しているのです。
もちろんそれだけがコンビニが流行っている理由ではありませんが、大きな要因の一つになっている事は間違いないでしょう。
このように、他社には真似ができない、または他社との違いを「強み、ストロングポイント」と呼びます。
では、萩野菜ピクルスの強みは何でしょうか?
ピクルス、ランチ、サンドイッチですか?
違います。
似ている商品を売っている店は山口市内だけでもめちゃくちゃあります。
答えは「広さ」です。
うちの店は元倉庫なので、元からとんでもない広さがあり、席と席の間も非常に広くとってあります。
この広さがある層のニーズに刺さったのです。
それが、子連れのママさんです。
うちの店は図らずもバリアフリーなので、ベビーカーを押してそのまま入り、隣接する席も離れているので隣のお客さんを気にする事なく食事を楽しむ事ができるのです。
では、私がそれを見越して初めから店舗設計をしていたかというとそれは違います。
この店舗を作っていた時私は子育て真っ最中で、オムツ交換が出来ないお店に入るたびにイライラしていたので自分の店ではゆっくりできるようにと、トイレをめちゃくちゃ広くしておむつ交換台などを完璧に設置していました。
始めたきっかけはそんな程度だったのですが、ランチ営業を始めて数ヶ月経ったある時、客席にベビーカーを置いたママさんが異常に多い事に気づきました。
「なんでだ?」と分析を始めると、店の広さとバリアフリーがママさんのニーズに合っていた事に気づいたのです。
そこで、授乳室を設置する事にして、本格的に「子育て真っ最中のママさんに優しい店舗」として打ち出す事にしたのです。

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これが萩野菜ピクルスの他社にはない「強み」なのです。
ここで注目すべきは、私が「最初からその強みを設計していた訳ではない」という事です。
後から気づいてそこを伸ばして「強みにしただけ」なのです。
お店にお客さんが来ない、と悩んでいる方も多いと思います。
でもそういう時にはまず、「分析」です。
少なからずお店にはお客さんが来ているはずなので、「その人たちは何で来ているのか?」を分析するのです。
直接聞いても全然いいと思います。
職場から近いからなのか、ただの通りすがりなのか。
例えば、ただの通りすがりの割合が多いのであれば強みは「立地」になるので、路上で店の露出看板をもっと目立つようにする、チラシを近所限定で配布するなど、目に触れる分母を増やせば絶対に来客は増えるはずです。
弁当売っている店が、自分の店以外にも近所に他にもあって、そっちが売れているのであれば自社との違いを分析する。
もしかしたら、その店舗は豚汁を無料でつけてるのかもしれないし、出来立てのご飯を炊飯器から自分で注ぐ「サービス」を提供しているのかもしれない。
お客さんがお店を選ぶポイントは千差万別で答えはありませんが、その中でも共通のニーズが多いものが絶対に一つあるはずなのです。
それが自社の「強み」になる確率は非常に高いです。
自分では気づかなかった強みに気づかせてくれるのは、今来てくれているお客様以外ありえないので、迷ったら一度ホールに立ってじっくり観察してみるといいと思いますよ。
それでは!

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