3期生受講レビュー。事業計画通りに行かないのはあたりまえ。

本日無事3期生の受講が終わりました〜!

毎度のことですが疲れました(笑)
今回は関西、中部、関東、北陸から7名の方が受講されました。

授業が終わった後に一人ひとり面談を行い事前面談の時から動きはあったかなど現状の確認をして、これからの2ヶ月の目標設定を行います。

この時多くの方が現状に何かしらの変化が起こっているので、事前面談の時に設定した目標を修正したり、再設定をしたりします。

今回の受講生の方の例をいくつかあげますね。

受講生Hさん
この方はとある組合に所属しており、既に販路を2万件もっています。その組合員向けに地元の農家の野菜を使って加工品を作り販売して、農家の所得を上げたいという理由で受講をされました。

事前面談では、「組合が持っているの寄合所を改装して加工場を作る」という方向で話を進めていました。
なので、何の商品を作るか?という事を課題として設定し、受講前までにその組合員向けに販売している商品の売上順のリストを用意してほしいとお願いをしていました。
その地域ではどのような物がよく売れているのかをリサーチして、それがなぜ売れているか分析をし、その売上順の上位から自分達で作れるものを作った方が売れる確率高いからです。

しかし、今日の受講後の面談ではリストがとれなかったと報告をうけ、さらに加工場にしようと考えていた寄合所が使用NGになりそうだと知らされました。

理由を聞くと、建物はあくまで組合員のものでもあり、地域の農家の方にも集会などで使っていただく共有施設なので、特定の人だけが使用できる加工所にしてしまうのはよろしくない、との事でした。しかし、頭ごなしにダメという訳ではなく、地域の人の為になるような取り組みは組合としても取り組みたいとも言われたそうです。

そこで私は、「であれば加工所が地域の方が使える有益な施設になればまだ可能性はある」と伝え、アプローチの仕方を変えましょうと再提案しました。

具体的には「加工所を地域の人が自由に使える6次産業化の施設」にするという事です。

下の写真は山口県長門市というところにある、ながとラボという6次産業化の施設です。

この施設は、惣菜製造業、菓子製造業など加工食品に必要な様々な製造許可を備えた調理室を設けており、なんとここを使用して加工品をつくり自社製品として販売できるのです。
もちろんバーコードも取得できます。

こんな施設が数千円の使用料を支払えば誰でも使うことができるのです。

加工品製造の未経験の方の多くの方が最初に乗り越えなければならない、加工品の製造場所がたった数千円でクリアできてしまうのです。

こんな施設あるんですか!?と驚かれたのですが、様々な情報と知識をもっているから私は講師をやっているのです。

なので私がこんな事を知っていても、聞かれないと答えられないのでヒアリングや面談を重要視しているのです。

この組合の寄合所を6次産業化施設にするというアプローチの仕方であれば地域の人が加工品に挑戦したいと思った時に使用することが出来ますし、受講生自身も使用することができる。
「この組合の「地域と共に」という理念にも反していない全く正当な提案になりませんか?」

とお伝えしたところ、この方の目がみるみる輝きだして、「すぐに企画書を書いて次の会議に提出します!」とやる気に満ち溢れて帰られました。

このように加工品の製造の知識は間違いなく学べ、絶対に作れるようになるのですが、実際にいざ作ろうとした時にはいくつもの問題がふりかかってくるものなです。

その回避の仕方や解決方法を私が知っている場合もありますし、知らない場合は一緒に調べて乗り越えます。

これを毎日ひたすらやっているので、知らなかった知識がさらに蓄積されてアドバイス出来る範囲が広がっていっているという状態です。

ということでさっそくこの受講者の方ではありませんが、受講した感想を頂いたのでご紹介します!
——————————

お疲れ様です!

こちらこそ、ありがとうございました!

・受講してよかったこと
座学はオンラインで、実技は直接とこちらの都合に合わせて受けることができてよかったです。
2日間とも、細かな質問にまで答えていただきやらなければいけないことを改めて認識しました。

・授業内容で驚いた事
自分が作る加工品で注意していたことがあまり意味がなく、あまり気にしていなかった部分が実は大切と言うことが驚きでした。
しかも作り方、レシピまで全て公開していたただけるのは驚きました。
すごく簡単にピクルスが作れることも驚きました。

・講座内容は満足できるものだったか、それはどこですか?
実技で、気を付けなければいけないポイントを重点的に教えてもらえてとてもわかりやすかったです。あと、途中途中の質問にもきちんと答えてくださり、東京まで出てきて本当に実のある講座でした。
一つ一つのピクルス液の味見、フルーツサンドの試食、ピクルス瓶までいただきましてありがとうございました。
できれば、サンドイッチも食べてみたかったです。

講座のあとの個人面談もしていただき、今日の事を踏まえ明日からまた、ひとつひとつ動いていこうと思います。

また、このアカデミーを受けたことでオンライン、実技とご一緒できた◯◯さんとの出会いにも感謝です。

いろんな知識だけでなく椋木さんとの出会いもひとつの財産として大切なことだと思いました。

2日間、ありがとうございました。
—————————
また別の受講者の方の事例をご報告いたします!

それでは!

やっと山口につきました(笑)

ピクルスアカデミーの資料を無料ダウンロード
資料を見てみる