集客の為に「地域」と「専門性」で一番を目指す
社会人向け加工食品専門学校ピクルスアカデミー
これから起業をして商売を始めようとする時に、もっとも重要なことはその地域で「1番」になる事だと思っています。
この1番というのは「◯◯だったらあのお店だね、あの商品だね」、と「地域」の人に思ってもらえる事です。
例えば山口県でうどん屋といえば「どんどん」というお店を山口県民であれば全員が答えるほど有名です。
なので、これから山口県でうどん屋を開業して一番になろうとするのはほぼ不可能に近いのです。
では、それでも山口県うどん屋を開業したいと思っている人がいる場合、どうやったら「1番」になれるのでしょうか?
方法は2つあります。
それは「限定した地域」で一番になるか、「専門性」で一番になるか、です。

【レジに並ぶお客様の列。地域で一番になるというのはこういう事。1番になると集客やブランド化がとても楽になる。】
私の萩野菜ピクルスはこの「限定した地域」と「専門性」で一番になっています。
この専門性というのは、商材を限定し「専門店」になることを指します。
うちは全国でも珍しい「ピクルス専門店」です。
山口県にはピクルス専門店はうちしかありません。
なので、ピクルスが欲しいと思った人は絶対にうちに買いにくるのです。
これが「1番」になることで得られる優位性です。
そもそもライバルがいないので他店と比べられる事がなく、お客様は萩野菜ピクルスを選択するしかない状態なのです。
なのでこれから起業する受講生にはなるべく「1番」になれる商材を選ぶべきだとお話しています。
例えば山口県でうどん屋を開業する場合、専門性で1番を狙うなら「肉うどん専門店」にして豚、鶏、牛、ジビエの肉うどん4種類だけにするとか、「担々うどん専門店」や「鍋焼きうどん専門店」にするなどでしょうか。
「そうか、ニッチな商材にすれば一番になれるのか!」
と考えてしまいがちなのですが、一つ注意が必要です。
商材がニッチなほど一番にはなりやすいのですが、そもそもの「ニーズと需要」がない商材では一番になった所でお客さんが来ないのです。
当然ですよね?
だって誰も欲しいと思っていない商品は買い手がいないので売れないという事です。
なので、ニーズがあり、尚且つニッチな商材を探すのです。
萩野菜ピクルスを例に挙げると、正直ピクルス自体にはそこまでニーズはありません。
しかし、うちの場合はピクルス専門店と謳う事で山口県のピクルス業界では「1番」になることには成功しました。
後はこの「1番」の使い方を工夫したのです。
山口県唯一のピクルス専門店という事で知名度は一気に広がりました。
メディアにも出まくりました。
しかし、ピクルスだけではお客さんの引きが弱いので、「ピクルス屋がつくるサンドイッチ」という違う商材でお客様を引き寄せたのです。
サンドイッチを販売する事で来客数は10倍に跳ね上がり、お客様はサンドイッチのついでにピクルスを買うという流れになっていったのです。
そして今はお客様の萩野菜ピクルスに対するイメージは「ランチ」を食べる所になっています。
ピクルスだけでは一番にはなれるが、勝負は難しい。
しかし知名度は得る事が出来た。
じゃあピクルス以外の商品で来客数を伸ばそう、という手法でうちはやってきました。
主力商品の変遷はピクルス→サンドイッチ→ランチとなっており、今はピクルスの売上より遥かにサンドイッチとランチの方が上回っています。
正直言って、ニーズがあって且つニッチな商材というのは非常に見つけ辛いです。
しかし、萩野菜ピクルスのようにニーズはないけどとりあえずその分野での「1番」をとって注目を浴び、主力商品は違う商材、という勝負の仕方もあるのです。
あとはグッドデザイン賞を取ったり、規格外野菜を使って商品作りをする社会貢献という活動自体でブランド化を図ったりと、商品の品質以外の外側のマーケティングを同時に行えば、幹の太い専門店が出来ていきます。
次に、「地域」で1番を狙う方法です。
これは単純に、ライバルがいない地域で起業するだけです。
例えば専門店じゃなく普通のうどん屋がやりたいんだ、というのであればうどん屋が一件もない所で開業するのです。
これは諸刃の刃のようなものですが、うまくハマれば人気店になります。
諸刃の刃と表現した理由は、うどん屋が一件もない地域という所は、他の人がそこでうどん屋を開こうと思わないような地域なのです。
つまり、人口が少なかったり、交通の便が悪かったり、商売に向いていないような土地なのです。
しかし、そんな地域ではそもそもお店がないので地元の人が必ず固定客でついてくれます。
人口も少ないので毎日の売上は少ないかもしれませんが、そこを踏ん張って地元に愛される店に育てるのです。
そして、ここでもやはり何か特徴のある唯一無二の商品やメニューがあった方が良いです。
そういったお店は必ずと言って良いほどメディアの取材が来ます。
だってその地域では「1番」のお店だから。
そこで、売っている商品やメニューがうまいと評判になれば、どんな僻地にあっても人は来ます。
必ず来ます。
逆に僻地にあることで希少性が高まり、ブランド価値が上がるのです。
私自身そんな例を腐るほど見てきました。
山口県にもそんな店が山ほどあります。
それらの店に共通しているのは、やはり「地域」か「専門性」で一番になっていることです。
それでは!

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