新規事業の作り方

このコラムに書いてある内容は全て私の実体験を元して書いているのですが、私がちょくちょく事業転換をしているのはお気づきでしょうか?

ビジネス用語で言うと「ピボット戦略」というものなのですが、pivotの語源は「旋回する」やバスケットボールで片足を軸にしてその場で方向を変える事を指します。

私の事業の遍歴は、「農業」→「野菜の卸売」→「ピクルス製造」→「飲食店運営」→「講座運営」となっており、一見何の脈略もない様に見えるかもしれません。

一番最初の事業は「農業」で大失敗しました。それから4度の事業転換や新規事業の追加を行なっています。

ですが、これはある一つの共通点があるのです。

それは【既存事業に関連する事業に取り敢えず挑戦し、上手くいった事業だけを伸ばしている】ことです。

この文章のキモになる部分は「取り敢えず挑戦し」と言う文言です。

つまり、これやってみたいな、挑戦した方がいいかな、と思ったことは取り敢えず挑戦しまくっているのです。

その中でうまくいった事業に方向転換をしたり、新規事業として追加したりしているのです。

なので、さっき書いた事業遍歴以外にも実は様々な事に挑戦をしており、その殆どが上手くいかず撤退しているという事になります。

よく経営者がインタビューなどで、「上手くいく事業は10個中1個あればマシな方」と言っているのは私レベルの小規模事業者でも本当にそう思います。

それほど多くの事に挑戦しては失敗するんです。

だからと言って、既存事業に無関係な事は絶対にしません。

必ず今の事業に何かしら関係性やシナジーがあるものに挑戦します。

例えば私は最初に農業で起業をして作物が出来ずにシンプルに失敗をしましたが、農家さんと人間関係が出来たので次はその野菜を仕入れて販売する事業に転換。

しかし、野菜の利益率が低すぎるので次はピクルス製造に転換。今度はピクルス入りのサンドイッチを販売を始め、それが大当たりしたので次はサンドイッチを提供するカフェを新規事業に追加。そして、これまでの事業で様々な知見が溜まったのでそれを提供する講座事業を追加。

と言う様に、全て元の事業に関連することで新しい事業を立ち上げているのです。

この間に失敗した事といえば、野菜の宅配事業や、業務用加工食材事業、学校病院食事業、など挙げればキリがありませんが、とにかくとんでもない量の失敗をしています。

この様に、新規事業を立ち上げる場合に必要になるのが圧倒的な「施策の量」になります。

だからと言って只々量をこなせば良いわけではありません。

「大事なのは質か、量か?」という質問をよく受けますが、そんなもん「どっちも大事」に決まっています。

例えば、毎日インスタの投稿をして人の目に触れる機会を増やそうとした場合、何も考えず毎日15時に投稿する人間と、インスタの投稿は自分のフォロワー全員にされる訳ではなく、まず自分のフォロワーの30%に無作為に配信され、その人達のいいねやプロフィールのアクセスが多い投稿だけが優先されて表示されるという仕組みを調べた上で、必然的にインスタを開く人が多くなる昼の12時に毎日配信する人間だと、どっちが結果を出すと思いますか?

知らなかったでしょう、これ。

前者の様に機会的に量を増やしても意味がなく、質が伴った量を増やさなければ結果が付いてこないのは当然です。

なので、多くの経営者が新規事業に取り組む時に関連性があるもので挑戦するのはある程度の「質」が担保できるからで、その上で「量」をこなすのは上手くいくのが10個に1個の割合だと知っているからです。

全く経験がなくても挑戦するのは起業1発目の事業だけで良いと思います。

私のコラムでは殆どが商売をやっていく上で「当然の事」しか書いていません。

読む人の中には「そんな事知っとるわ」という人もいると思います。

ですが、この当然の事を知っていてもやってない人の方が圧倒的に多いのです。

知っていてもやってなければそれは「やってない」のです。

私はいまだにビジネス書の本を読みまくります。

もう大量に読みます。

そして、それを読んで自分の腑に落ちた事は必ずやるのです。

ランチェスター戦略も孫子の兵法もSWOT分析も確率思考も書いてあれば取り敢えずやります。

やってみて自分に合わなかったら辞めますし、合っていたら続けています。

やってない事は一生身につきません。

そうやって試行錯誤を重ねて未経験者からビジネスのプロになっていくのだと思います。

みなさんもぜひ学んだは活きた知識に昇華させてください!

それでは!

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