セブンイレブンで出来る事はうちでも出来るはず、という視点

1月22日に受講された40期生のOさんは四国地方で事業を運営されている40代男性です。

受講の動機はこのようにかかれています。

既存事業を継続していく事だけではこの先苦しくなってくる事が予見されています。

事業再生のために出来る事が何かないかと思い受講しようと思いました。

目的としては、

・自社栽培アスパラガスの規格外品を有効活用し、加工品を製造したい

・キッチンカーなどで自社製造の素麺を提供したい

上記の事を行う際に必要な営業許可や、加工品の賞味期限の決め方、マーケティングの事を学びたい

というように、既存事業だけでは先行きが不安で収益の柱になる別事業を育てたいというものです。

この講座には様々な方が受講をされるので、このように事業再建の方もいらっしゃれば、まったくの未経験者が起業するために受けられたりもします。

過去のデータになりますが、受講生の年齢や性別、職業など内訳をまとめております。

2024年データ

2023年データ

さて、それでは受講後の感想を頂いたのでご紹介いたします。

【受講してよかったこと】
加工食品の製造に取り組んでみたいと思ったときに、自身で加工した商品に賞味期限を設定する事に対して不安を感じていました。

受講してみて、きちんと守るべきポイントと数値の根拠を示しながらの講義だったので、今まで漠然と持っていた不安に対して「こうやれば大丈夫なんだ!」と思う事が出来るようになりました。

【授業内容で驚いた事】
LINEで投稿されている内容を見ていたので知ってはいたのですが、実際に先生が普通の調理器具を使って、最少人数(先生一人)で、最小ロット(1本)の加工品を8種類も、1時間ほどで製造されているのを目の当たりにして、改めてびっくりしたと同時に自分にも出来るんじゃないかと思いました。

サンドイッチの講習では前日に製造を行い、翌日に陳列して販売するだけの状況にしておくという製造工程にも驚きました!

パンなどは当日製造して当日中に販売しなければいけないと思い込んでいたので…

【講座内容は満足できるものだったか、それはどこか】
満足できる講座内容でした。

私のような初めて加工食品の製造に取り組んでみたいと思っている人にとって

・何故この工程が重要なのか

・何故この手順で製造しているのか

・何故この食材を使用しているのか

・何故このようなデザインにしているのかなど、

全ての事に対しての理由も説明してくださるのでとても理解しやすかったです。

また、実際の店舗や加工場を拝見して自身の状況に置き換えたときに、今後やるべきことの順番が明確になりスッキリしました。

管轄の保健所によって製造許可の条件が違うとの事でしたのでそこからまずクリアしていこうと思います。

このご感想で注目すべき点はこちらですね。

「サンドイッチの講習では前日に製造を行い、翌日に陳列して販売するだけの状況にしておくという製造工程にも驚きました!」

実際の萩野菜ピクルス店舗のショーケース

何故うちは前日製造にこだわっているかというと、このLINEでも何度もお伝えしているようにスタッフが大量辞職をしてしまったからです。

今の大型店舗を作った当初、当日製造、当日販売というスタイルでやっていました。

それまでの3坪の小さい店舗では私一人で製造もおこなっていたので、そのストレスや大変さは身に沁みてわかっていました。

なので、それをカバーする為に人数を増やす事でそれらを軽減させました。

いえ、軽減させたつもりでした。

製造スタッフだけで常時6人を配置し、オペレーションもとてもシンプルにしていたのですが、サンドイッチに加え、ランチもピクルスも作らせ現場はてんやわんや。

私は現場には立たなかったので、スタッフの不満は爆発。

年末に大量辞職を突きつけられたのです。

やっぱり人間って一番ストレスがかかるのは、時間に追われることなんですよ。

200個を何時までに作ってください!!

絶対に時間に遅れないで!!

人数を増やせばカバーできると思っていた自分が浅はかでした。

じゃあお前も現場に立てよ、となりますよね。

私も現場には出ないと決めてるし、ここは譲れない。

であれば代替案を考えなければなりません。

そんな時期、ふとセブンイレブンに立ち寄ってサンドイッチを買った時のこと「あれ?」と思ったのです。

「(セブンイレブンが当日作ったサンドイッチを当日販売している訳がない…)」

今まで勝手な先入観でサンドイッチは当日製造が基本と思い込んでいたのですが、これってちゃんと調べれば賞味期限もつんじゃないの?

そこからはもう検査、試作、検査、試作の繰り返しです。

いくら賞味期限が持つといっても食感や食味が失われたら意味がありません。

そのおかげで今はサンドイッチに限らず、お持ち帰り用メニューは全て前日製造に切り替えることができたのです。

「これ作ったら帰っていいよ」というスタイルに完全移行しているのでストレスもあの時と比べたらかなり軽減されているのだと思います。

その証左が、あれからスタッフの離職はゼロという事実。

メニューも固定化しているので、スタッフの手はどんどん早くなっていくので効率化が進み、今ではケラケラ談笑しがら作業する声が調理場から聞こえる程です。

このOさんだけでなく、殆どの方が「基本前日製造で翌日は売るだけです」とお話しすると驚かれます。

私も最初は半信半疑で検証をしたくらいなので、その反応は当然です(笑)

でも大手だから出来るんだ、と諦めるのでなく、衛生管理の理屈さえ合っていればうちでも出来るんじゃないの?と視点を変えて検証してみると結構出来ることはあるんですよ。

じゃないとホームセンターに売っある電気コンロで作ったピクルスをセブン&アイに納品しようなんて考えませんから(笑)

小売店が見るのは施設規模ではなく、その商品の安全がきちんと担保されているものなのかどうか、だけです。

それでは!

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