試作を持参する受講生

講座をしていると、当日に試作を持ってきて下さる受講生がたまにいらっしゃいます。

1月の山口講座の時にも1名いらっしゃったのですが、そのKさんは自家製の「レリッシュ」を持ってきて下さいました。


【左がレリッシュ、右はハチミツ】

Kさんは既にサンドイッチ&パン屋さんを開業されており、開店と同時に売り切れてしまう大人気店。

事前面談では「事業が順調なのに何で受講を考えているんですか?」とお聞きすると、「加工食品をとても小規模で販売しているのですが、本当に安全かどうかわからないまま販売している。なので、きちんとした商品化の知識を学びたい」というのです。

この「料理は作れるが商品化の仕方がわからない」という悩みを抱えている人が、本当に多いんです。

なので、官能検査(人間の五感に頼った検査)のみ実施して、適当に賞味期限をつけて、食中毒を引き起こすということが多発しているのです。

官能検査は自分が食べてみて大丈夫だった、という個人の感想の検査です。

「1ヶ月放置したものを食べてみて自分は大丈夫だったから賞味期限を1ヶ月にしよう」と賞味期限を設定された商品をみなさんは食べたいですか?

自分のお子さんに与えたいですか?

私なら絶対に嫌です。

まず、そんな商品は大手は絶対に取引をしてくれません。

なのでKさんにはサンプル商品をご持参頂き、味をみさせて頂いた上で、賞味期限の決め方をみっちり学んで頂きました。

レリッシュとはピクルスのソースで、Kさんが作ったレリッシュは僕がこれまで食べたレリッシュの中でダントツで美味しかったです。

味は全く問題ないので、あとはきちんとしたエビデンスを元に賞味期限を設定さえすればご自身も安心して販売できるはずです。

その事をお伝えして、講座を受けて頂きました。

そのKさんから感想を頂きましたのでご紹介いたします。

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椋木代表、この度は大変お世話になりました。私はサンドイッチ屋を開業して2年弱になりますが、開業前に受講したいと考えておりました。

しかし、開業準備やお店の建築等で時間を取ることができず、開業したらしたでさらに時間はなくなり、ようやく受講する事が叶いました。

自分が開業をしてからだからこそ、開業前とは違う目線で学べたと思います。

今回、私は自社の刻みピクルス(レリッシュ)の商品化、商品としての確立。をメインに学ぶつもりでした。

しかし、受講前の面談で、代表からもっと学べる事がたくさんあると感じ、強く受講を希望しました。

事前面談後、レリッシュの商品化とともに学ぶべきは、商品開発のヒント、事業拡大の足跡を聞き自分の進みたい方向を明確にする事となりました。

当日は、おそらくどの受講生よりも質問が多かったと思います。

お陰様で自分の進みたい方向とやりたい事が見えてきました。

【良かったこと】
とにかく、何にでも答えて下さった事。

実際の経験を話していただけたことで、どう自分が動いていけるのか、動いていきたいのかというヒントになりました。

【驚いたこと】
とにかくオペレーションを簡単にする、という工夫がたくさんあった事。

自分は手をかければかけるだけ良い。というような偏見に近い固い頭の持ち主なので(自覚はあります)今回の受講により、よりその辺りの意識の改革。

人に任せられるオペレーションを作るのも目標となりました。

【満足な点】
たくさん質問ができた事。

試食をしてもらえた事。

山口まで行った甲斐がありました。

本当にありがとうございました。

今後、アカデミーの方にシフトされるようなお話をされていたので、もしアカデミーを確立されるようでしたら、開業前・開業中・開業迷走中(?)といったクラス分けをしていただけると、再受講がしやすいと思いました。

私はこの受講をきっかけに、まずはレリッシュの商品化(自主検査・パッケージ変更・複数種のレリッシュ開発・セット売り・それに伴う営業)をします。

並行して、地元の素材を使ってお土産になるピクルスの開発を行います。

(かんぴょう・日野菜・ミニトマトを使い見た目にもこだわったピクルスとそれを盛るお皿[信楽焼]をセットにするなどでギフト商品を作ります)

とにかく◯◯県には手土産やお中元・お歳暮となる商品が少ない現状があるので、そこに入り込むつもりです。

できるところまでは1人で、作業場が狭いので人を雇うときは時間をずらして作業してもらえるオペレーションを考えいこうと思います。

本当にこの度はありがとうございました。
今後も何かしらの報告だけでもさせていただけましたら幸いに思います。
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Kさんの店舗は工場が3坪程度で、とても狭いらしく、以前人を雇い入れたもののあまりに狭すぎて、作業効率が全く上がらず製造量が増えなかったそうなのです。

自分の作業負担は減ったものの、製造量が増えないのであれば意味がない、との判断で今はワンマンで運営をされています。

しかし、ここまで人気の店舗だと絶対に体にガタがくるのは目に見えているので、感想にも書いて頂いていたように、オペレーションをもっと単純化してサボれるところはサボるようにお話ししました。

作業効率を良くする=サボるではありません。

一人や少ない人数で作業をする場合、当日の作業は絶対に減らすべきです。

前日にできることは前日に済ませ、当日作業は最小限にしておかないと、開店までにやらなければならない!と時間に追われ、スタッフのストレスがどんどんたまっていくという事が起こります。

これはうちが失敗してスタッフが大量離職してしまったのが良い例です。

それでは!


【1月16日の山口講座。萩野菜ピクルスの実際の調理場が会場なので実物を見てもらえる】

※以下事例で紹介している方は全て2ヶ月フォロープログラムを受講された方です

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