人口5万人以下の田舎で起業する時の集客方法

みなさんが起業をしようとしている場所は田舎ですか?

商売において田舎の定義はきちんと定められていないのですが、私個人の考えですが人口5万人以下の街が田舎だと考えています。

私の住む山口県萩市は人口4万人なので田舎です。

人口5万人以下の田舎で起業する場合の私なりの集客方法を書きました。かなり具体的に書いています。再現性は高いと思います

うちのお店があるのは山口市で19万人なので都会でもないのですが、田舎ではないです。

商売をする上で「人口」というのは売上とかなり密接な関係にあります。

人口が多ければ多いほど商売はやり易いですし、少なければ難易度は高くなります。

当然ですよね。

じゃあ人口の多い所でやれば成功するのかというとそれも違います。

人口が多いということはライバルが多いという事なので、それはそれで戦わなければなりません。

都会も田舎もどっちもどっちなのですが、でもどう考えても大変なのは田舎の方です。

人口というのはそれほど商売に直接関係してくるのです。

私が最初起業したときのビジネスは「野菜の卸売」でした。

人口4万人の田舎町で野菜の卸売で起業するというのは狂気の沙汰で、通常では選択し得ないビジネスです。

しかし、当時の自分にはそれしか選択肢がなかったので、このビジネスで如何に戦って行くかを考えるしかありませんでした。

田舎の最大のメリットは何か新しいことを始めれば必ず「目立つ」という事です。

この「目立つ」という効果を最大限に享受できるように「仕掛けを作る」という事が田舎で商売を始める上でとても重要になってきます。

この投稿でも何度も伝えていますが、起業当初、私は自分の存在を知ってもらうために地元の新聞折込チラシの枠を買い、「農業一年生むくのき君」というコラムを始めました。

私の商品は野菜なのでターゲットは「お母さん」になります。

私が枠を買った折込チラシはほぼ100%のお母さん層が読んでおり、通常はバイト募集などしか載っていない所に突然私が起業するまでのコラムが始まり、それが大人気になり一気に知名度が広がったのです。

このおかげで地元スーパーに野菜を売るスペースを分けて欲しいと営業に行った時も、店長が私のコラムのファンですんなり店を貸してくれたり、コラムに「◯月◯日からお店オープンします」と書いたら即完して人気野菜コーナーになっていきました。

この様に新規開店するだけでも十分目立つのですが、その効果を最大限に活かすために周知活動を積極的に行うのです。

なので田舎でビジネスを始める人が必ずやらなければならないのが「インスタ」です。

月並みなことを言って拍子抜けするかもしれませんが、これは絶対にやらなければなりません。

まず新規開店するのであれば、それまでの過程を毎日投稿します。

そして可能であれば、その投稿を1000円でいいので宣伝するのです。

投稿の宣伝は目標設定ができるので「あなたのプロフィールにアクセスする」を選択します。

これは自分のインスタアカウントのプロフィールにアクセスし易い人に優先的に広告が配信されるシステムになっており、お金の力を使ってスタートダッシュをかけるのです。

1日1000円なので月30000円ですが、何もせずに投稿だけするより効果はかなりでかいです。

そして配信地域は自分の市区町村だけでOKです。

私の場合は「山口市に住む20歳以上の男女」にのみ配信をしています。

これは各々の商材によって配信ターゲットは決めてください。

で、無事オープンを迎えた日には恐らく人がごった返しで来ますので、その様子も広告をつかって配信します。

しかし、このオープン特需は3ヶ月くらいしか持たず、徐々に客足が減ってきます。

この時の売上げがあなたのお店の通常時の売上げだと思ってください。

この売上げをキープし続ける、または少し上げていくのが商売を長く続けるコツになってきます。

まず、田舎でお店をやる場合は市外からも人を呼ばなくてはなりません。

そこで次に必要になるのが「市外の人がわざわざあなたのお店に来る理由を作ること」です。

その方法は幾つかあるのですが、今回は商品の希少性を利用した集客方法を紹介します。

開店してからの3ヶ月で売れる商品とそうでない商品が判明しているはずです。

その一番人気の商品の製造数を減らして、毎日確実に売り切れにして、売り切れた瞬間すぐにその事をインスタに投稿します。

これまでの宣伝のおかげでフォロワーもある程度増えているでしょうから、フォロワーは嫌でも毎日あなたの商品が売切れた事を目にするようになります。

そうすると人は必ずそれを手に入れたくなるものなのです。

それと似た手法で、お店の営業日を週末だけにするというもの効果があります。

ワンオペでやる場合は毎日営業は体が持たないので、最初からこの計画で事業計画を作った方がいいとさえ思っています。

ただ、これも必ずインスタ投稿は欠かせません。

売切れが続くと必ずメディアの取材依頼が来るので、ここまでくればまあスタートとしては合格ラインだと思います。

当然長くやっていくとお客様は飽きてくるので、それに対するアプローチもまた必要になってきますが、いずれにせよ人の目に触れる施策は打ち続けなければなりません。

この頃になればもう宣伝をしなくても投稿だけで十分だと思います。

ここからは私の経営スタイルによる進言ですので、参考程度に聞いてもらえれば良いのですが、今言った施策は「売上の上限」を決めた方がやり易いです。

つまり売切れたら終了!という、売上のアッパーを設定しておくのです。

例えば家賃などの経費が月15万で、自分の給与が20万円、仕入れなど含めて総額50万円あったら十分、というのであれば50万以上は稼がないようにするのです。

うちのお店は完全にこの手法で経営をしています。

売切れ終了、追加で商品は作らないというスタイルでやっています。

これのメリットは全て定量的に仕事ができる事です。

1日の製造量の上限が決まっているので、製造時間や仕入れなどが全てシステム化できるのです。

例えばグリーンリーフの在庫が1箱になったら2箱発注する、サンドイッチの製造には全部で◯◯分かかるから◯時から作業にとりかかり◯時には帰る、など全て数値で管理できるのです。

これは経営者側の理想と現場のスタッフとでは必ず齟齬が生じるので、私は「一旦1週間これでやってみて」と指示をして、翌週に意見を聞き調整をしていきます。

例えばお店は10時開店、15時閉店なので、こちらは無駄な人件費は出したくないので調理場のスタッフは10時出勤、ホールスタッフは9時半出勤でお願いしていました。

やった結果、調理場スタッフに10時では間に合わないので9時半出勤にして欲しいと言われ「では全員9時半出勤で」と言う様に変えるといった感じです。

ちょっと話がずれてしまいましたが、売上の上限を決めてそれ以上は稼がないというやり方でやると、商品の希少性も生まれ、尚且つ現場がとてもスムーズに動きます。

スタッフは毎日決まった量を決まった時間内に作ったら仕事が終わるので、安心して仕事に取り組めるのです。

これが上限が決まってなく、お客さんが大量に来たら大量に作らなければならない、という状態だとスタッフの体力も精神も削られていく一方です。

ワンオペで開業するならなおさらのこと、全て自分1人でやっていく事になるのである程度システム化をして頭を使わないで済むようにしておくべきです。

自分が倒れたら終わりなので。

と言う事で、今回は田舎で起業する時のお話でした。

それでは!

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