正確な情報を取捨選択する必要がある。ネットの情報を鵜呑みにするな。

昨日に引き続き宮城県の受講生の感想です。

加工品製造には絶対知っておかなくてはならない情報と、不要な情報がある。何でもかんでも学べばいいものではない。時間は有限。6/28@宮城県講座

Tさんは食品会社に勤めており、食品表示や原材料の仕入れに携わっているそうで、いわば食品のプロということになります。

とはいえ、会社には部署がいくつもあり、ある部門の専門的な知識は持っていても隣の部署の事になるとよくわからない、というのがザラに起こります。

この講座を受講される食品会社にお勤めの方々には、大手、中小企業様々な方がいらっしゃいます。

しかし、そういった方に共通しているのが、「ある特定分野の知識はプロ級だが、横断的な知識を持っていない」という事です。

例えばTさんの様に、食品表示については私より詳しいほど知識をもっているが、賞味期限の決め方がわからない、などです。

逆に細菌についての知識はプロレベルだが、大規模工場で管理しているだけなので家庭用調理器具で同じ事をやる時にどうしたら良いかわかならい、売り方がわからない、という方もいらっしゃいます。

加工食品を作って売る、という事は実はさほど難しい事ではありません。

皆さんが知らない分野すぎるので、想像であの知識も必要なんだろう、この知識も必要なんだろうとブラックボックスの中で闇雲に情報をつまみ食いしているだけなのです。

そのつまみ食いした情報の中には本当に必要なものも、そうでないものもごちゃ混ぜになっています。

例えば脱気(だっき)。

空気を抜いて真空にしましょうね〜、とネットに出ている加工食品関連の記事には大抵書かれています。

仮に本当に脱気が必要だとして、もっと脱気について調べてみると「ヘンリーの法則では、液体に溶ける気体の量は気体側の圧力に比例するとされ、つまり圧力を下げることで〜」

待て待て待て、と。

大学の授業やってんじゃないんだから。

今すぐ加工品製造に取り組みたい私達に必要なのは「脱気が必要なのか」「不要なのか」という情報と、必要な場合はその「やり方」と不要な場合はその「理由」です。

ヘンリーの法則や真空の理論なんて学んでどうするんですか?

そもそも脱気すら必要ないものが殆どなのに、いらない情報にまで首を突っ込み、袋小路に迷い込んでしまう。

それであれもこれも手を出して、結局ゴールに辿り着けなくなるのです。

なので、私の講座では脱気なんか一切させません。

講座ではちゃんと理由も説明します。

そもそも100%の真空なんてたかだか数十万円程度の業務用機器や民生機に出来る訳ないじゃないですか。

それにその程度の真空では細菌は繁殖します。

じゃあどうするのか?

それをpHや水分活性を計測して、その数値を元に加熱殺菌時間を決め、保存効果を高めるのです。

この数値については徹底的に学んでもらいます。

この講座の核となる部分なので。

しかし、食品衛生法の規格で真空率どうのこうのなんてのは殆ど書かれていません。

加工品製造には絶対に知っておかければならない情報、知っておいたらいい情報、知らなくてもいい情報が存在します。

私はこの講座を作る時に、これらの情報から取捨選択をしてどうすれば受講生が寄り道をする事なく最短で安心安全な加工品作りが達成できるか、という事にかなり注力して制作しました。

食品を扱うのに手洗い、マスク、手袋をするのは当たりまえ。

なんでそれをしなきゃいけないかの学術的な理由は必要ないのです。

それをする事で防げるのに、それ以上にもっと深掘りした知識を学ばせようとするのであれば、私からするとそれはもはや講座の遅延行為です。

本当にその知識がなければ加工品製造が出来ないのであれば絶対に教えますが、そうでない情報は過剰知識です。

この様に講座で教える情報のこと一つとってもここまで話せるという事は、いかに講座内容が熟慮して作られているかわかって頂けたのではないでしょうか?

長くなりましたが、そんな講座を受講したTさんのご感想です。

お世話になっております。
先日はありがとうございました。

講座の感想を送らせていただきます

【受講してよかったこと】
私は現在食品会社において原料資材の手配や規格書ラベルの作成を担当していますが製造現場での実経験がなく、何を基準に加熱時間や賞味期限の設定をし安全と言えるのかが曖昧なままでしたが、今回の講習でその目安を理解することができました。

また開業するために必要な手順も最低限なものを抜粋して教えていただきましたのでそこまで敷居が高くないことが分かりました(上を目指せばキリが無く、どこまで用意しなければならないのか迷子になっていたので)

【授業内容で驚いたこと】
実技講習で見せていただいた使用原材料がとても少なく製造手順が単純で「これで1本750円!?」と思いましたが、委託販売で価格を試してみた結果ということに納得です。

「いくらで売りたいか」という気持ちと「お客様がいくらなら購入してくれるか」という現実を初期の段階で自分で摺合せることができるからです。

味はもちろん大切ですが、ばえ(見栄え・見映え)を理解することで商品価値を上げるのも自分の工夫次第なんですね。

【講座内容は満足できるものだったか、それはどこですか?】
本当に申し訳ありませんが今すぐ何かをはじめたいとは思ってない中で受講をしました。

しかし数年前に病気を患い休職して先々に不安を感じた時に「自分で何かをはじめる力」を持つことを考えたのがきっかけだったと思います。

ただ作る事が好きなだけで2年程前にHPのレシピを見つけてから「いつかやってみたい」くらいにしか考えておらず、皆さんの感想を読ませていただいてとても真剣に取り組んでいらっしゃると感じて、私のような趣味の延長で受講するのは失礼にあたるのではないかとずっと受講をためらっていました。

しかしせっかくの地元開催このチャンスを逃してはいけないと「やらない後悔」をするくらいなら「やってから考えよう」と思い立ち受講しました。

恐らく幾らでもそういった情報はネット上にあるのかもしれません。

しかしやはり実際に見て、やってみて、聞いてみないとわからないことが沢山ありました。

講習中の何気ない一言でも私には「あぁそういうことだったんだ」という発見もありました。

また受講後に本当に開業された先輩のお話も貴重なものでした。

もちろん現実は甘くはないでしょう。

でも難しく考えがちなところも単純な解決策やコツを説明していただけたので、迂闊にも「自分にもできるんじゃないか?」なんて気になってしましました。

最後に「やるからには徹底的に」をモットーに直ぐにでも開業できるようしっかり学びたいと思います。

それでは!

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