初めてのマルシェ出店で気づいた「売れる商品」と「伝える工夫」

「いつか自分の商品をお客様の前で売ってみたい」

そんな想いを持っている方、多いのではないでしょうか。

私も最初はそうでした。初めてピクルスを作り人前で売ったのが地元のマルシェでした。

私は受講生で全く何も売った事がないという方には最初はマルシェやイベント出店を勧めています。

起業当初にイベント出店していた時の様子

理由はマルシェは商売において様々な事が学べるからです。

例えば、

1. 顧客の“本音の反応”をダイレクトに得られる

机上のマーケティングではわからないリアルな反応を、表情・会話・足の止まり方などから読み取れます。

この反応は実際にお店を開いた時のお客様の反応そのものです。

2. “味”より“伝わり方”がカギになる

以前にも書いた通り「美味しい」という味の感想は買ってもらった後の反応です。

美味しいのは当たり前で、まずは買ってもらう事に全力を注ぎます。

POP、ネーミング、パッケージなど、伝え方ひとつで如実に売上が変わります。味に自信がある人ほどここの意識がすっぽ抜けてしまうので要注意です。

3. 想定していた客層と、実際に買ってくれる人の違いを学べる

自分が想像していたターゲットと、実際に買ってくれる人が全然違うこともよくあります。

4. 商品の価値を“言語化”する力が試される

「どう作ったか」「どう使うのか」を言葉でしっかり伝えると、お客様の反応がガラッと変わります。

これを言ったらお客さんが足を止めるな、これを話したらお客さんが買ってくれる確率が高い、というキーワードを今後の広告を打つ時に入れ込むのです

5. 価格設定の妥当性を実感できる

「高い」「安い」のリアルな声が聞けるので、価格設定の修正にも役立ちます。

私がお勧めするのはイベントごとに価格をどんどんあげていく事です。

どのくらいまで上げても買ってくれるのかをここで検証するのです。

私はピクルスを販売する時に650円から950円まであげて検証をしていました。

特にやってはいけない事が安売り、値段を低く設定してしまう事です。

加工品製造は基本的に小売店に商品を卸す事になります。

その際に3割はマージンで引かれる事を念頭に置かなければなりません。

6. 陳列の力を学ぶ

テーブルの高さ、並べ方、布使いなどを変えるだけでもで売上は全然変わってきます。

特にこれはお店を開いた時のお客様の動線を考える際のヒントに直結します。

7. 現場対応力が鍛えられる

雨、忘れ物、釣り銭不足、など様々トラブルに必ず見舞われます。

これはお店運営の開店準備に必要な事に直結するものが多いです。

8. 売れなかった日こそ学びが多い

「なぜ売れなかったか?」を考えることが、マルシェでの一番の学びになります。

売れる商品、売れない商品が必ず出てくるので、それをひたすら自己分析するのです。

講座ではお話ししますが、私が大ヒット商品になったサンドイッチの製造を決めたのはイベントで全く売れなかった日を経験したからです。

ここに挙げたのはほんの一例ですが、マルシェやイベント出店は、商品を売るだけでなく、ビジネスの基本を体感できる絶好の学び場です。

今はもうイベント出店はしていませんが、私が出ていた時は「売り切れたらすぐに帰ってらせてもらう」を条件にしていました。

大体お昼くらいにはサンドイッチ200個くらいは売り切れてしまうので、イベントが終わる17時まで待ってられなかったのです。

イベントの主催者には自分一人で経営していること、次の日の仕込みがあるなど理由を説明して納得をしてもらった上で、帰らせてもらっていました。

1回の出店で10万円くらいの稼ぎになるので、マージンや出店料をさっ引いても8〜9万円は手元に残る計算です。

お客さんは大体行列になるので、効率よく捌ける様に価格は全て500円に設定してお釣りは1000円札、5000円札、500円玉だけ用意しお釣りを渡す手間を省いていました。
(この頃はまだQR決済がなかったので)

マルシェではお客様の反応を直に見る事ができます。

良いことも悪いことも全部です。

ただ商売において大事なのはこの「悪い」ところを見ることです。

それは改善の余地があるという事なので、先ほど「サンドイッチを作るきっかけになった」と書いた様に売れなかった経験をするとめちゃくちゃ考えます。

なんで?なんで?なんで?

を自問自答して、次のイベントで改善策を試すのです。

実際にお店の運営を始めてもやることは同じなので、起業前にイベント出展することは本当にお勧めですよ。

それでは!
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