発酵と腐敗の違い

【発酵と腐敗の違い】

皆さんがこれから作ろうとする商品は100%安全が担保されたものでなければなりません。

賞味期限を「勘」や「根拠のない実績」などで設定してはいけないのです。

自家製のジャムが1ヶ月経っても食べれたからといって1ヶ月と表記するなんてはもってのほかです。

そんなことを未だにしている個人や事業者がいるので、食中毒が後を立たないのですが本当に止めてほしいですね。

この食中毒や腐敗というものは全て「微生物」によって引き起こされます。

私たち加工品業者はこの微生物を如何に殺菌、抑制するかを考えながら製造をしているのですが、「腐敗」とよく似た現象で「発酵」というものがあります。

この「腐敗」も「発酵」も微生物が有機物を分解する過程によって引き起こされます。

「発酵」も「腐敗」も微生物が有機物を分解する現象という意味では全く同じ。

では何が違うのか?

端的に言うと、その過程と結果が人間にとって有益か、有害かで区別されます。

最も根本的な違いは、微生物がエネルギー源として分解する主な栄養素です。

「発酵」は主に炭水化物(糖類)を分解してエネルギーを得ます。

発酵はその現象を引き起こす微生物が特定されており、例えば酵母、乳酸菌、麹菌などです。

ヨーグルト、味噌、醤油、パン、お酒などはこれらの微生物の発酵の現象を利用して作られます。

それとは違い「腐敗」は主にタンパク質を分解します。

食品中に利用しやすい糖がなくなると、微生物はタンパク質を分解し始めます。

これが「腐敗」の始まりです。

タンパク質が分解されて出来たアミノ酸などを微生物が栄養源として体内に取り込み、増殖しながら代謝活動をする際に生み出される副産物が腐敗特有の「悪臭」です。

みなさんも何かしら腐った食品の匂いを嗅いだ事があると思いますが、卵の腐った匂いの「硫化水素」や刺激臭のある「アンモニア」などはこれらの微生物が引き起こしている、いわば「腐った」というサインなのです。

腐敗を引き起こす微生物は「腐敗細菌」と呼ばれ多種多様で、空気中や水中など何処にでも存在します。

このように、「発酵」と「腐敗」は、微生物の活動という点では同じ科学的な現象ですが、それが人間にとって「有益」なのか「有害」なのかによって呼び方が変わる、人間を中心とした分類なのです。

この講座ではこの「腐敗」を起こさずに1年でも2年でも常温保存できる製造方法を一から学ぶことができます。

私がこれまで何度も失敗をしてきた経験をそのまま皆さんに提供しています。

是非、自分の商品に不安を感じながら製造をしている方は受講を検討されてみてください。

それでは!

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