人の目に触れる回数を増やすと売上は必ず増える

今日の山口は曇天でしたが、本日も沢山の方にご来店頂きました。

さて、この講座にはこれから起業を目指す方が多く受講をされますが、加工品だけを作りたい方や飲食店を運営したい方、又はどちらも両方やりたいという方もいらっしゃいます。

一番理想的な形は「両方やる」というスタイルです。

理由は簡単で、そっちの方が経営が安定しやすいからです。

あくまで「しやすい」という表現にとどめているのは、こうしたら絶対成功できます!なんてことは口が裂けても言えないからなのですが、確率的にみても両方やっていたほうが経営が安定しやすいのは確かです。

まず、このお話の中では「加工品というのは密封した容器に入った商品のみを販売する事」「飲食店というのはカフェや定食屋など飲食を提供する事と日配品(弁当やサンドイッチなど賞味期限が短くすぐ食べれる物)を提供する事」と定義します。

包み隠さず言うと、加工品だけでお客様を呼ぶのはかなり難易度が高く、毎日の日銭を稼ごうとしているのであれば全く向いていません。

これは私の実体験からそう断言しています。

私はピクルスという加工品一本でピクルス専門店を開業したのですが、その当時の1日来客数は平均5人でした。

商材が日本人の食生活の馴染みのない「ピクルス」というニッチなものだったからというのも原因の一つですが、これが漬物であろうがジャムであろうが佃煮であろうが結果は殆ど同じです。

対して、弁当やサンドイッチ、惣菜やスイーツなどの日配品は加工品に比べると全然人が来ます。

やっぱり人を呼べるのは「すぐに食べれるもの」なのです。

私の会社の転機となったのは、ピクルス入りのサンドイッチを販売したことに始まります。

それまで5人しかこなかった店舗に、サンドイッチを目指して大行列が出来るようになったのです。

サンドイッチの次に販売したのがフルーツサンドだったのですが、今ではフルーツサンドが一番の稼ぎ頭です。

卒業生の中でもとりわけ成功している方が多いのは「スイーツ系」の日配品を販売している方です。

フルーツの山盛りパフェ、ジェラート、ドーナッツなど地元の果物や特産品を使用したスイーツは軒並み行列を生み出しています。

では今うちの店舗はどうかというと、「両方やっているお店」です。

加工品のメリットは大きく分けて2つあります。

1つは他店で販売してもらえるので、自社店舗の来店数に左右されない収益の柱が構築できる。

2つめは、来店客に次いで買いしてもらう事で客単価が跳ね上がる、です。

店舗運営をしていると、天候によって来店数がモロに影響を受けます。

雷雨、雪、台風になったらお店は閑古鳥状態です。

しかし、卸をしていると山口県が大雨でも他の都道府県が晴れていればモノは売れるので安心です。

また、うちのお店はフルーツサンド、サンドイッチ、ランチという商材は客引きツールとして割り切っており、それを目当てにやって来たお客様にピクルスなどの加工品を買ってもらって客単価を最大化しているのです。

このように【両方>飲食店(日配品)>加工品】という順に経営は安定しやすいという事なのですが、本題はここからです。

問題は「どの業種を選んでも売れ続けないと意味がない」という事です。

たしかに「両方」という経営スタイルを選んだら収益の最大化は計りやすいのですが、では、そんなお店を作ったらお客さんが絶えずにずっと来てくれるかといったら話はまっっっっっったく別です。

というかここからが経営の本番です

断言しますが、人はあなたのお店を必ず「忘れ」ます。

これがあなたのお店に人が来なくなる最大の理由です。

他にも大きな理由として「飽き」というのもありますが、「忘れられる」事の方が人が来なくなる根源的な要因だと思っています。

これは私の実体験なのですが、うちの店にはランチメニューが4つしかありません。

しかもこの4メニューはもう3年間も変えていません。

それなのに何故お客様は来るのか?

それはずっと人の目に触れる施策をやり続けているからです。

インスタ、フェイスブック、エックス、googolemapに毎日のように投稿や宣伝を出し続けているのです。

宣伝費は1日1000円なので月3万円程度です。

SNSの投稿も私もフォロワーも見飽きたような同じ内容のものばかり。

これはいわゆる慢性的な「飽き」という状態を維持し続けているので、本来であれば全く褒められた施策ではありません。

しかし、私自信が新しいメニュー開発などに全く興味がなく、毎月新メニューを考えると言うのが性格上無理なので、それを犠牲にする代わりに毎日SNSに投稿をし続けているのです。

毎日投稿がキツくなったら広告がその代わりをしてくれるので、とりあえず人の目に触れることは維持できます。

なぜこの様に断言しているかというと、私は一昨年体調を崩し約3週間入院をしました。

その時に、SNSの投稿や広告も全部ストップしたのですが、売上が激減したのです。

退院して、また投稿を再開したところ売り上げは元に戻りました。

投稿内容はこれまでと同じ、面白くもなんともない料理の写真です。

いいですか?

このように、人は何の気なしに目に触れるだけでも記憶のどこかに保管をしてくれているのです。

それは薄氷の上を歩く如く微かな記憶ですが、何かのタイミングで「あのお店に行こう」というフックになるのです。

うちのお店はSNSの投稿を1週間くらいやめると、すぐに売上に影響が出て来ます。

私のお店でこの位の影響なので、マクドナルドやコカコーラなどもそりゃCMバンバン打ちますよ。

私は新メニューやイベントなどで「お客様を飽きさせない様にする」という施策は完全に捨てて、「記憶の定着」だけに全振りしています。

人の目に触れ続けることが、如何に大事かという話は山口講座に来て頂いた方にはうちの店舗内の動線の話を交えて講義をおこなっています。

1にも2にも「人の目に触れ続けること」。

これが一番大事ですよ。

経営に行き詰まったり、来客に悩んだりしている方は嘘だと思ってとりあえずこれを信じてやってみてください。

それでは!

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