期限を決めないと人は絶対に動かない

昨日、大阪講座の受講生Hから相談があり、面談を行いました。

Hさんの受講後の感想内容はこちらです。

・受講してよかったこと

飲食系の仕事は全くの未経験で、加工品の知識もない状態での参加でしたが、動画、講義も含めとてもわかりやすく説明してくださり、未経験の私でも最初の一歩を進められそうだと感じました。

学んだことを基に自分の加工品の開発を進めていこうと思いますが、2ヶ月講座で申し込みましたので講座後に個別に相談できるのも安心です。

・授業内容で驚いた事

実際に販売されているピクルスやサンドイッチのレシピを完全に公開してくださったことです。

私はまずピクルスの加工から挑戦したいと思っているので、早速材料を業務スーパーで購入してきました。教わったことをすぐに実践できる内容でした。

・講座内容は満足できるものだったか、それはどこですか?

未経験者でもわかりやすい内容で、すぐに行動に移せそうな内容であったこと。

講座で作成したピクルスをいただきましたがピクルスも美味しく、自分で商品化することにわくわくしました。ありがとうございました!

このように受講後すぐに加工品作りを実践し、自分でも簡単に作れる感触を得ています。

そして今回のご相談がHさんのご実家がみかん農家で、今季の収穫には加工場の新設が間に合わないので、その間何をどうしたらいいかわからない、というものでした。

Hさんは現在企画の仕事についており、今後の自分のスケジュールも企画書に落とし込んで提出をしてくれました。

そのスケジュールには、まずOEMで商品を外注して、さまざまな商品を作り実際に売ってみる、というような内容が書かれており、私はそれ自体には問題がないと思いそのように伝えました。

気になったのが、かなりの種類の商品をOEMで作る予定で動こうとしていたので、その資金はどこから捻出するのかと聞いたところ、みかん農園の売上で十分賄えるとの事だったのでそれであれば全然OKということもお伝えしました。

ただし、HさんがOEMで考えているのは「地元の素材」を使ったクラフトコーラやジュース、ゼリーなどで、それはやめた方がいいとストップをかけました。

理由はHさんの場合は、それをやってしまったらブランドがブレるからです。

せっかくみかん農園というブランドがあるのに、地元の総合商社のような加工品をつくってしまったら散漫的になってしまい魅力が薄れてしまいます。

なのでHさんの場合はみかん一本にしぼった加工品展開をした方が良いと伝えて、そのように動いてもらうようにしました。

それと、Hさんは営業に行ったことがなく、どうやって販路を広げたらいいのかが全くわからない事も悩んでいました。

まず最初に営業に行くには「商品」がないことには始まりません。

そこで、OEMで商品の完成時期は考えていますか?と聞くと、「まぁ年末か来年頭くらいですかねぇ」というお返事。

これ、声を大にして伝えたいのですが、期限が決まってない目標を立てた場合、殆どその計画は動かない、もしくはめちゃくちゃ先延ばしになります。

Hさんは他にもHPを作ったりSNSを開設したりする予定で、じゃあそれいつまでにやるつもりですか?と聞いても「いや、決めてません」との事でした。

受講生の方全員に伝えたいのですが、受講後に何か新しい事を始める場合、皆さんが真っ先にやらなければならないのは「期限を決める」事です。

そして、出来るならその期限は先延ばしにできないものが望ましいです。

Hさんに私が提案したのは「展示会の出展を期限にする」事です。

ビックサイト。年間を通じて様々な展示会が行われている。

展示会とは東京のビックサイトや千葉の幕張メッセ、大阪インデックスなどでバイヤー向けに行われる合同商談会みたいなもので、毎年必ず行われます。

それの食品展示会に出展をするのです。

その展示会には大手、中小企業問わず日本全国のバイヤーが集結し、新しい商材を探しに来るのです。

大体2〜3日間通して行われ、そこにブースを出展し、自社商品を売り込みバイヤーと300〜500枚くらい名刺交換をして取引に繋げます。

もう2025年の募集が始まっている展示会もあるので、Hさんにはその出展を目標にして期限を決めるようにしてもらいました。

イベントは当然開催日が決まっているので、先延ばしすることができません。

なので、絶対に間に合わせなければならないのです。

こういう期限の決め方をすると、人は絶対に動きます。

動かざるを得ないからです。

今回の相談でHさんのOEMの開発目的は「販売目的」から「展示会出展用の商品開発」に変わりました。

Hさんに資金の心配をする必要がないので、とりあえず思いつく商品を最小ロットで何種類も作りまくり、展示会でバイヤーにみせる。

そこで、取引の依頼や反応が良かったものだけ本当に商品化をして、OEMから自社製造に切り替えましょう、という指示を出しました。

Hさんはやることが明確になったー!!!!と大喜びで面談を終了しました。

受講生は2パターンに完全に分かれており、「明確に期限を決めて動く人」と「ざっくりとしたスケジュール感」で動く人。

前者の人はほっといても勝手に動くので問題ないのですが、もし自分が後者に当てはまるかも、と思う人はぜひ「期限」を意識して動いてみてください。

ちなみに私は後者の人間でした(笑)

それでは!

卒業生の実績、受講生の感想など


※以下事例で紹介している方は全て2ヶ月フォロープログラムを受講された方です

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