上級編講座を制作中です

GWも終わり少しずつお店も落ち着いてきました。

私はお店に殆ど立たないのですが、今何をしているのかというとピクルスアカデミーの上級者コースの動画を制作しています。

ピクルスアカデミーではこれまでピクルスを中心に加工品の製造方法を教えてきました。

理由は、ピクルスは初期投資も最小限に抑えられ、専用機材も必要なく家庭用調理器具だけで製造可能ということで、未経験者が加工品製造に取り組む教材として最も適しているからです。

また、私自身がピクルス製造で事業を立ち上げ、サンドイッチや飲むお酢など他の加工品製造に取り組むなど、製造方法だけでなく、売上を伸ばすための販売方法やマーケティングなど実際に私が行ってきた手法も講座に取り入れながら教えて参りました。

そして先日、2018年からスタートしたピクルスアカデミーの卒業生が600名を超えました。

その卒業生の相談件数も何百件にものぼり、それに答えるうちに様々な知見もたまってきたのですが、その中でも圧倒的に多かったのが「ピクルス以外の加工品の作り方」の相談です。

現行の講座では主にお酢のpH(水素イオン濃度)のみを調整した常温で長期間保存ができる商品の作り方のみを教えてきました。

しかしながら、加工品には様々な種類があり、他の加工品を製造しようとした場合pHの調整だけでは製造ができないものが沢山あります。

というか、pHのみを調整して製造できる商品の方が圧倒的に少ないのです。

そこで、今回殆どの加工品製造に対応できる新たな<上級編コース>を新設することに致しました。

ジャムやオイル漬け、清涼飲料水、カカオ豆から作る手作りチョコレート(ビーントゥーバー)などの菓子類、ビーフジャーキーなどの加工肉、ドレッシングやピーナッツバターなど、道の駅や高速パーキングエリアなどの土産売り場に並んでいる殆どの商品を作れるようになります。

食品加工で最も重要な事は「細菌」の調整です。

この細菌数の調整する際に必要になるのが水分活性(Aw)と水素イオン濃度(pH)になります。

上級編コースではこのAwとpHの調整方法を食品衛生法を元に様々な食品に対応できるよう、とてもわかりやすくまとめた構成にしています。

しかも特出すべきは、現行の講座と同じように家庭用調理器具だけで作る方法のみ紹介しているということです。

食品衛生法の基準で設定されている規格基準は自然界最強の毒素をもつ「ボツリヌス菌」を死滅させる条件をもとに設定されています。

ボツリヌス菌は120℃で4分以上の加熱が必須となり、これを達成するにはレトルト機械を導入するしか方法がありません。

しかし、この機械はとても高額で200万円以上します。

資金に余裕がある場合はそれを導入すれば良いのですが、それをしてしまうとこれまで私が教えてきたスモールスタートで事業を始めるべきだ、という私の理念と外れてしまいます。

なので、上級編ではレトルト食品は最初から除外しています。

卒業生の問い合わせでも常温でスープの製造をしたい、レトルト食品を作りたいという問い合わせが毎日のように届きます。

しかし、AwとpHを調整し、きちんと加熱殺菌をすればレトルト機を使わなくても商品化をすることは可能なのです。

そもそもレトルト食品でなければ商品が作れないし売れない、と思い込んでいる思考の方が問題があるのです。

ピクルスアカデミーを受講された方は、私が商品を販売する際に品質や手法に頼らずに、今ある環境でいかに売っているかを学んでいるので言っている意味がわかると思います。

また、上級編講座では製造方法だけでなく、パッケージデザインの基本であるphotoshopなどの操作方法や、デザインテンプレート、独自デザインをプリント業者にデータだけ納品して実費だけでオリジナルデザインのパッケージを作る方法なども講座に含める予定です。


【photoshopでのデザイン講座】


【実際にデータを納品して完成したシール】

これも私がこれまで外注に一切出さずに、デザインデータだけ納品してシールや化粧箱などオリジナル商品を作り続けた手法をそのまま教える内容となっております。

もちろん、これまでと同じようにレシピやデザインなどのデータは開示し受講生の方にそのままお渡しするので、自由に改変して使用して頂いて構いません。

上級編講座は全て動画で学んで頂くオンラインプログラムとなります。

そして、上級編講座は初級編講座を完了した方しか受けさせません。

初級編講座というのは、現行のピクルスアカデミーの講座になります。

つまり、過去ピクルスアカデミーを受講された方のみ上級編講座の受講資格が与えられます。

上級編講座はより一層深い加工食品製造の知識やデザイン技術を学びたい方専用のプログラムとなります。

受講料も25万円以上を設定する予定ですので、興味のある方はぜひ続報をお待ちください。

下の画像は取引のある資材業者さんの画像を拝借したものとなりますが、イメージとしてはこのまんまです。

写真に載っている商品の作り方が動画を見るだけで学べるようになっております。

動画は鋭意作成中です。

夏までにはリリースできたらと考えております。

上級コースを受講したい方は先に現行の講座を済ませておいてください。

それでは!
ご質問はこちらから(LINEでの対応となります)
https://lin.ee/xkLRjwf

卒業生の実績、受講生の感想など


※以下事例で紹介している方は全て2ヶ月フォロープログラムを受講された方です

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