先日受講生からのお問合せで、「共同で事業を立ち上げようとしていたパートナーが突如辞めてしまったので一人でやらなければならなくなって困っているという」相談がありました。
私は「起業は一人でするべきだ」と考えており、聞かれれば受講生の方にもそう伝えています。
色んな意見があるので正解はありませんが、二人で始める事で様々なぶつかり合いが生じる事も確かなのです。
よく言われるのがお金の使い方や株式の割合、事業の方向性にズレが生じた時にトラブルになりやすいと言われますが、
私が考える絶対に一人で起業するべきだという1番の理由は、
「自分で興した事業が困難に直面した時に頼れるのは結局は自分だけ」
だと考えているからです。
事業を運営していると必ず危機に直面します。
ここで言う危機は、「会社の存続に関わるような危機」です。
どれだけ信頼しているパートナーがいたとしても、結局は他人なのでいざとなったら相手がどういう判断をするのかはわかりません。
起業を考えた時に不安が生じる事は当然です。
その不安に打ち勝つために、長い時間自分と向き合い、事業計画と睨めっこをし、答えのないシュミレーションを繰り返し、時には希望に満ちたり、時には不安に押しつぶされ、それでもやってみたい!と覚悟を決めて、開業届を税務署に提出するのです。
この不安が起業家として乗り越える最初の壁になります。
本来自分で打ち勝っていくべき起業の不安を、共有する人数を増やす事で乗り超えてしまったらぐらぐらの土地に家を建てるようなものだと私は思っています。
※夫婦で起業する場合を除きます
また、事業に対する思いも他人のパートナーとは絶対違うはずです。
「何故起業するのか?」「リスクを負ってまで起業して届けたいモノや価値は何なのか?」
これが事業の背骨となり、困難に直面した時に自分自信を支えてくれる指針になるのですが、これが赤の他人のパートナーと同じな訳がありません。
事業形態は変わっても理念は変わらない
私の場合は「とにかくでかい会社を作って地元で雇用を増やして萩市の人口を増やす」という目的で起業をしました。
しかし、いま会社は萩市ではなく山口市に登記されています。
しかも、事業がコロコロ変わり最初は農業、失敗したので野菜の卸売、今度は利益率の低さに耐えられずピクルス作りをし、来店数を増やす為にサンドイッチを作り始め、それが当たったのでカフェを始め、今はこうやって講師もしています。
こんな小さな会社でさえ10年で事業を立て直すために何度も舵を切っているのです。
これが共同経営で続けられる訳がありません。
「最初とやってることが違うじゃないか!萩に会社がないじゃないか!」
ときっとどこかのタイミングで仲違いを起こし決裂していたと思います。
しかし私からしたら「でかい会社を作って地元で雇用を増やして萩市の人口を増やす」という起業した時の志が今も全く変わっておらず、それが達成できるなら後ろ指を刺されないビジネスであれば別に何を売ったって良いと思っているのです。
ラーメン屋をやった方が儲かるならそっちをやりますし、ITマーケティングをやったほうが良いならそっちをやります。
ただ、最初に挑戦した農業という事業を軸に、成長している事業にどんどん転換をしていった結果、今のカフェ事業と講師事業があったからそれをやっているだけなのです。
起業をしようという人は絶対に我が強い人です。
そんな主義主張が多い人達が、共同でやっていけるわけがない、と思っています。
とはいえ、私の周りにも数は少ないですが、共同で事業を運営しうまくいっている人もいるのですが、それはそれで羨ましいなと思っています(笑)
なので正解はありませんが、それでも私は一人で起業をするべきだと思っています。
一人は大変ですが、意思決定が楽ですよ。
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