作業効率と人件費

萩野菜ピクルスでは製造工程は誰でも簡単に最短で出来るように徹底しています。

これは作業効率が人件費や製造原価にモロに直結するからです。

ついさっき受講生の方からこの事について問い合わせがありました。

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ピクルス作る本数なんですが慣れてくると1日でどのくらいの量作る事が出来ますか?

自分たちは3人で8時間合わせて総数60本から80本くらいしか作れてなくて。

少な過ぎますよね?

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とてつもなく少ないです。

萩野菜ピクルスの場合、1時間で100本は作ります。

そう出来るように準備やオペレーションを徹底的に考え、実行しているからです。

受講生の方には以下のようなお返事をだしました。

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少なすぎますね…

弊社の場合は野菜をカット済み、ピクルス液も作っている状態で、「野菜の瓶詰め、液の充填、蓋」だけをするのであれば、1人1時間で100本は余裕で作れます。

バイト初日でも1時間50本以上は作れます。

スタッフが3人で8時間で80本しか作れないということは、作業効率が悪すぎるか、詰め方に異常にこだわっているか、相当怠けてやっているか、のどれかしか考えられません。

御社の商品がどのようなものかわかりませんが、萩野菜ピクルスでは詰め方に工夫をする商品設計は一切せず、無作為に詰めるだけで完成、というものにしています。

詰め方にこだわったものがあるとすればレモンの輪切りスライスを一枚入れる、もしくはローリエと唐辛子を飾りにいれる程度です。

加工品製造では作業効率が原価を抑える事が最も重要なポイントになります。

仮に御社の商品を700円だと仮定して、80本製造した場合の成果は56,000円です。

56,000円を8時間で割ると1時間で7,000円です。

これを3人で割ると一人当たり2,333円です。

大人一人働いて1時間2,300円の成果物しか上げられないのは大問題です。

すぐに作業工程や商品構成を見直された方が良いと思います。

改善策についてのアドバイス等はS様は対象外(対象は2ヶ月支援プログラムの方のみ)となっておりますので、何卒ご了承ください。

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1人1時間で2,300円(商品3個分)しか作れない場合と、1人70,000円(商品100個分)作る場合では製造原価にも雲泥の差が出ます。

それにここまで作業効率が悪いと大型取引が来た場合全く対応できません。

萩野菜ピクルスはイトーヨーカ堂と取引が決まった時、製造する人間は私一人でした。

一人で起業したので。

この時の発注数は一店舗だけで600本。

これが取扱店舗が増えるごとに波状攻撃のように襲ってきました。

最初は徹夜で作って納品していましたが、これでは身が持たんと、一人でも1日何百本でも作れる様に効率化を計りながら作業工程を修正していきました。

この講座を受ける人は一人起業や少人数経営者が多いので、作業効率がいかに大事かというのを口が酸っぱくなるほど教えています。

これまでこの投稿で受講生の感想を紹介していますが、みなさん口を揃えて「こんなに簡単だとは思わなかった」と書いているはずです。

それは簡単に出来るような創意工夫が施されているからです。

私たちの時間はお金です。

1時間2,000円の仕事をするのか70,000円の仕事をするのか、その仕組みを作るのは経営者のみなさんの仕事です。


まな板の上で一つ一つ作っていたら埒があかないので、作業台を消毒し直接パンを置き一気に60個くらいを作る。


化粧箱に詰める作業も一つづつやるのでなく、一気にまとめてやる。一人でも大量に捌けるようなオペレーションを考える。

※以下事例で紹介している方は全て2ヶ月フォロープログラムを受講された方です

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