初級編講座

はじめに

初級編講座は全くの未経験の方が2日間という短期間で加工品製造、飲食店経営の知識を習得し、商品を作り実際にビジネスをスタートさせるためのプログラムです。

なぜ2日間という短期間を設定しているかというと、この講座を受講される殆どの方が社会人の為、長期間の時間の拘束が難しい現状があります。

「できるだけ短期間で学んで、早く実践したい」

というのが多くの社会人の意見だと思います。

では、本当に短期間で学び、それを実践する事ができるのか?

これが出来るのです。これまで600名以上の方に受講をして頂き、実際にビジネスを立ち上げた受講生を何百人と輩出してきたのが何よりの証拠です。

実は、「加工食品の製造」といっても皆さんが想像している以上に単純で、製造施設や設備、細菌検査や食品衛生法などの基礎的な知識さえ習得してしまえば、簡単に商品は作れるものなのです。

この講座は「要点をピンポイントで習得し、受講生の無駄な時間を一切排除する」といったカリキュラムになっております。

受講生の殆どが全くの未経験者で「何が分からないのか分からない状態」で受講されます。

しかし受講をすると、商品製造や起業までの一本の筋道がわかるようになり、次にやらなければならない行動が明確になるのです。

なので殆どの方が受講後すぐに商品を作ったり起業や飲食店運営など何かしらの行動を起こすのです。

とは言え、何故みなさん受講後すぐに行動に移す事が出来るのか。

それは講座内容が再現性100%だからです。

みなさんが受講後声を揃えておっしゃるのが「自分にもすぐに出来そう!」「本当にこんなに全部教えてくれるとは思わなかった」というように、本当に一から十まで全て教えているからです。

強くお約束致しますが、全くの素人の方でも次の日から絶対に加工品が作れるようになります。
それも百貨店などに納品できる製品としての商品です。

加工品製造において必要なのは「経歴や経験」ではなく「正しい知識とノウハウ」です。

今まで賞味期限に不安を抱えながら商品を販売していた、これから飲食の事業を立ち上げたい、新商品を開発したいなど様々な需要にこの講座は答えてきました。

ぜひ皆様も「加工品ってこんなに簡単だったのか」を体感してみてください。


初級編講座内容

座学講座

営業許可の取得方法


この講座では受講生が作りたい商品でどの製造許可を取得するべきか、また申請が通りやすい申請方法も学んで頂きます。
製造する商品によって営業許可や製造許可を取得する必要があります。
菓子製造業、清涼飲料水製造業、そうざい製造業、冷凍食品製造業、漬物製造業、密封包装食品製造業など32業種の中からご自身の作りたい商品毎に保健所へ申請をします。
料金は自治体によって変わりますが概ね3万円程度です。

営業許可取得に必要な施設、設備


加工食品を製造する場合、必ず必要になってくるのが加工場です。
自宅の台所で作った商品は販売する事が出来ません。
ただし、加工場として必要な条件さえ満たしておけば、自宅の一部やコンテナを改装するだけでも加工場として申請する事が可能です。
最近ではレンタルキッチンや公共の6次産業支援施設など安価に利用できる施設も増えてきているので、この講座では受講生一人ひとりの状況にあった提案を行なって参ります。

細菌検査


賞味期限を決めるためには細菌検査を行わなければなりません。
しかし細菌の種類は一般細菌、サルモネラ、大腸菌群、o157、黄色ブドウ球菌、ボツリヌス菌、ウェルシュ菌など無数に有ります。
当然ですが、調査する細菌の種類を増やすとその分費用が嵩んできます。
この講座では細菌検査の費用を抑える為に、食品を取り扱う場合の最低限調べておけば安心な細菌の種類を教えるのと同時に、どの様にしたら細菌が繁殖しないかを学んで頂きます。

pH(水素イオン濃度)


初級編では簡単なpH(水素イオン濃度)に関する知識を学んで頂きます。pHとは酸性・中性・アルカリ性を示す指標で0〜14で表されます。
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酸性: pH 0~6.9(H⁺濃度が高い)
中性: pH 7(純粋な水)
アルカリ性: pH 7.1~14(H⁺濃度が低い)
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ピクルスはお酢を利用し非常に高い酸度で細菌を抑制し保存性を高めています。
初級編ではpHの数値を調整しながらピクルスを作る方法を学んで頂きます。

食品表示ラベル


加工食品を販売する場合、食品表示法で食品表示が義務付けられており次のような項目が必要になります。
食品表示ラベルには2020年4月1日からは「栄養成分表示」も義務付けられました。
講座ではこれらの基本的な書き方から、栄養価の計算方法などラベル印刷までに必要なことを全て学んで頂きます。

バーコード


商品を取引する際に必要なのがバーコード(JANコード)です。
バーコードは事業者間での商品管理に必須で、事業者毎に割り当てられる9桁の事業者コードと任意の商品番号3桁、チェックデジットの1桁を合わせた13桁の数字で構成されます。
この講座では企業コードの取得方法、バーコードの無料生成ソフト、使い方や印刷方法など学んで頂きます。

保険の加入


事業を運営していると思わぬ事故や怪我、災難に見舞われることがあります。
食品を扱う事業者の場合は「食中毒事故」を起こした場合を考えなければなりません。
もしそんな事が起こってしまった場合の転ばぬ先の杖として保険の加入は必須事項となります。
この講座ではどの保険に加入しておいた方がいいかを学んで頂きます。

HACCP


HACCPは2021年6月から食品を扱うすべての事業者に対して完全義務化されました。
HACCPには「HACCPに基づく衛生管理」と「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」があり、事業規模によって衛生管理の水準が違います。
この講座では従業員50人未満が対象の「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」を学んで頂きます。

配送業者との契約


加工食品のメリットは賞味期限が長いので販路を全国にまで広げられる事です。
なので配送会社との契約が必須になってきます。
基本的にはヤマト運輸、佐川急便、郵便局の3択になりますが、どちらも法人、個人問わず契約してもらえます。
そして、ダンボールは最初はホームセンターで市販の物を使うしかありませんが、事業が軌道に乗り出したら市販のものではなくオリジナルのダンボールを作ります。
この講座では、配送業者との契約方法や、優遇処置、オリジナルダンボールの発注の仕方などを学んで頂きます。

取引方法


商品が完成したら取引先と契約し、販売方法の交渉をしなければなりません。
主な取引方法は委託販売と買取販売の2つです。
どちらもメリット、デメリットがありますが、この講座では事業立上げ期は絶対に委託販売を選択する様に指導しています。
委託販売時にあらゆるテストマーケティングをして商品の問題点や課題を全部洗い出す方法を学んで頂きます。

営業方法


商品が完成したらその商品を販売してくれるお店を見つけなければなりません。
今はネットもSNSもあるので、情報発信をすれば小売店の方から取引の依頼が来ることも珍しくありません。
萩野菜ピクルスの場合は今では全て小売店側から取引の依頼を頂くというありがたい状態ではありますが、起業直後は古典的な営業方法で販路を開拓していました。
この講座ではその時どの様な営業をして、その後どの様な営業方法にしていったのか、また何故今は小売店側から取引依頼が来るのかを実例をもとに学んで頂きます。

利益率と原価


商売を行う上で原価率と利益率は常に考えておかなければならない最も重要な項目です。食品を扱う商売の場合「原価率は3割に抑える」というのが定石なのですが、これは正しいと思います。
しかし、加工品となると話は別です。
萩野菜ピクルスの原価は資材費含めて9%〜15%です。
販売価格が1000円だった場合、90円〜150円でその商品を作っているという事です。

これはピクルスに限らず加工品であればこういった事が可能になるのです。
この講座では実際の萩野菜ピクルスの全ての仕入れ値や原価、利益率を公開します。

マーケティング


初級編の一番重要項目でもあるマーケティング講座です。
ここでは何を作ってどう売っていくのかを徹底的に学んで頂きます。
・ターゲッティング
・ブランディング
・デザイン
・商品棚の独占
「誰のために作る商品なのか、誰に買ってもらいたくて作るのか」このターゲッティングが一番重要で、これを起点にしてブランディングやデザインを決めていきます。

実技講座

全教材のレシピは全てお渡し致します。そのまま商品化して頂いても構いません。

漬物製造業


初級編講座のメインであるピクルスの製造方法を学んで頂きます。
(賞味期限6ヶ月以上)


惣菜製造業

サンドイッチの製造方法を学んで頂きます。
(賞味期限4日)

フルーツサンドの製造方法を学んで頂きます。
(賞味期限3日)


菓子製造業


ゼリーの製造方法(手前の星空ゼリー)を学んで頂きます。
(賞味期限3日)


清涼飲料水製造業


飲むお酢の製造方法を学んで頂きます。
(賞味期限6ヶ月以上)


受講形式

座学(オンライン)


座学は実技講座の前にオンラインで行います。携帯やパソコンなどネットがある環境であればどこでも受講可能です。

実技(対面式)


実技は対面式で講師が直接指導致します。開催場所は山口県、東京のみとなっております。


選べるプログラム

1ヶ月プログラム

初級編講座では各講座を全て動画にしており、受講後に何度も見直して復習できるようにしております。

1ヶ月プログラムでは視聴期間が1ヶ月となり、ご質問の応対も講座内容に則したものしか受け付けておりません。

こちらのプログラムはある程度商品製造の知識やノウハウがある方にオススメです。

2ヶ月支援プログラム

これから起業を目指す全くの未経験者、事業は行っているが加工品に取り組みたい事業者、事業の再生を加工品製造と販売で取り組みたい事業者向けのプログラムです。

講座内容以外の事業のご相談、起業、新商品開発のアドバイスなど様々な支援を行います。
【これまで実際に行ってきた支援】

  • 創業補助金、事業再生補助金、展示会出店等のマーケティング補助金の申請支援
  • ゼロからの起業、創業支援
  • 新規事業立ち上げ支援
  • 事業再生支援(事業再生支援については丸投げのご依頼はお断りしております。どういった手段で事業再生をしたいのか、ある程度考えがまとまっている方のみ対応させて頂きます)
  • 新商品開発支援

また、こちらのプログラムは動画視聴期間が2ヶ月となります。


受講について

内容の比較 初級編(1ヶ月) 初級編(2ヶ月) 上級編
スケジュール 12/18実技@山口
12/28実技@東京
12/18実技@山口
12/28実技@東京
動画
初級座学 オンライン オンライン
初級実技 対面 対面
上級座学 動画
上級実技 動画
一般質問
受講料※税込 198,000円 250,000円 110,000円
フォロー
動画視聴期間 1ヶ月 2ヶ月 最低3ヶ月
受講資格 誰でも可 誰でも可 初級修了者
お支払い方法 初級編(1ヶ月) 初級編(2ヶ月) 上級編
銀行振込
クレジット
制限、禁止 初級編(1ヶ月) 初級編(2ヶ月) 上級編
受講できない方
  • 従業員数5名以上の企業、団体(アルバイト含まず)、それらに所属している従業員
  • コンサル業、講師業、レンタルキッチン等の事業者、その他アドバイスや指導を行う一切の業種
  • 動画配信やSNS等を使用しノウハウを提供または公開している方
禁止事項
  • 講座内容を利用した他人や他社に対するコンサル、アドバイス等、その他類似する一切の行為
  • 講座内容を開示する全ての行為
  • 講座テキスト等の資料の譲渡など類似する一切の行為
  • 受講者本人以外の動画視聴
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