オリジナルの商品を作る時は絶対に固定概念にとらわれない事!
社会人向け加工食品専門学校ピクルスアカデミー
続々と新商品の開発を進めているという連絡を頂いているのですが、私自身もノウハウを提供するだけでなく新商品をバンバン開発中です。
今回は加工品を作る上であるポイントについてお話ししようと思います。
まず絶対に「枠にとらわれない事」です。
みなさんが加工品を作るときには何か作りたい商品があって、その参考モデルの商品もあると思います。
例えばどこかのお店でジャムを見て「これいいなぁと」という記憶が頭の隅っこにあり、ふとしたタイミングであれを作ってみよう!と思ったりするわけです。
そしてまずはその作り方を調べて、自分が納得するものが完成して販売に至る訳なのですが、ここで一旦落ち着いて下さい。
私たちが作る加工品というのは、別に誰かから作れと言われて作るわけでもないですし、どこかのお店でみた同じ様な商品をそのまま作る必要もないのです。
そう、自由につくっていいのです。
いちごジャムをつくると言って、ネットで落ちているレシピをそのまま拾い、律儀にいちごジャムと命名して販売しなくてもいいのです。
何が言いたいかというと、まずはネーミングから疑ってみてほしいのです。
これは私の実体験に拠るものですが、うちのピクルスは「和風味」というピクルスがあります。
2014年に萩野菜ピクルスが完成した当初、和風味というピクルスはこの世に只の一つもありませんでした。
では何故私がピクルスを和風味と命名したかというと、名古屋のピクルス専門店に視察に行った時の出来事がきっかけになっています。
そこでは世界中のピクルスを取り扱い、オーナー自身もピクルスを作っておられました。
オーナー曰くピクルスは日本に馴染みがないから最初は面白がって買ってくれるけど全然リピートにならない、と嘆いておられました。
しかし、複数の客から「らっきょのピクルスだけはずっと出し続けてくれ、と言われているんです」とおっしゃったので、「それ食べさせてもらえませんか?」と食べてみたところ、完全にらっきょの甘づ漬けだったのです。
「え?これピクルスですか?」と聞くと、オーナーは「海外じゃ酢につけてたら何でもピクルスって言うんだよ」と教えてくれたのです。
私はこの時「ピクルス」という商品名に勝手に固定化したイメージングをしていたことに気がつき衝撃を受けました。
自分でも知らないうちに「ピクルス=西洋のあまり美味しくない酢が強い漬物」という固定概念をもっていたのです。
ピクルスだからマクドナルドのようなピクルスじゃなきゃいけない、と勝手に思い込んでいた私は、日本人が好きな酢の物をピクルスと呼んで商品化すればいいんだと考え、蕪の千枚漬けのレシピを参考に昆布で出汁をとった甘づ漬けを「萩野菜ピクルス 和風味」と命名して1つ目の商品として完成させたのです。
これがセブン&アイのバイヤーの目に留まり「こんなピクルス食べたことない!これピクルスなの??」と言われ、自信をもって「うちではこれもピクルスと呼んでいます。他にもバニラビーンズでつけたスイーツ系のピクルスもありますし、ハーブを使った王道のピクルスもあります」と臆することなく自分の解釈と理念を元に商品説明をしたのです。

みなさん、いいですか?
みなさんが作る加工品はあなたがルールを決め、あなたがそうだといったらその商品は誰がなんと言おうとそうなのです。
だってあなたがその商品を生み出した張本人なんですから。
周りの目や意見を聞く必要は全くありません。
私がピクルスという固定概念に囚われていたら、恐らくハーブの種類でしか風味は変えられず、面白ろみも何もないピクルスとして他の商品に埋もれていたと思います。
初級編でも上級編でもレシピはそのまま差し上げますし、そのまま商品化しても良いです。
しかし、上級編のクラフトコーラをそのままクラフトコーラとして販売しなきゃいけないわけではありません。

例えばそのクラフトコーラを地元の神社に祈祷してもらって、萩であれば「松陰神社祈祷コーラ」として販売すれば地元の人はお土産として、合格祈願をする受験生が縁起物として買ってくれるかもしれません。
または様々なスパイスからエキスを抽出しているので栄養ドリンクとしてコンセプトを磨くのもよいでしょう。
嘘はいけませんが、ストーリーや商品背景はいくらでも探せばあるはずです。
萩野菜ピクルスで販売している「飲むお酢」も、もともとは講義中に試飲させるサツマイモのピクルス液の評判が受講生たちからすこぶる評判がよかったので「だったらこれをそのまま飲んでもらおう」と思ったのが開発のきっかけです。

「飲む果実酢」の仕込み風景。飲むピクルス液では絶対に誰も買わない(笑)

1本1100円で販売している。きっかけは受講生の「ピクルス液が美味すぎる」という声。
これを「飲むピクルス液」と言っても誰も買わないと思います。
どう考えたって気持ち悪いじゃないですか(笑)
なので「飲ム果実酢」として商品展開をしているのです。
この様にせっかくうちで作り方は学べる訳ですからそのまま売るのではなく、もっと自由に、頭の凝り固まった制限をとっぱらい、人が欲しいなと思えるような商品作りを目指していってもらえたらなと思います。
あなたの商品はあなたがルールを決めていいんです。
だってあなたが産みの親なんですから。
それでは!
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