商品が完成したら取引先と契約し、販売方法の交渉をしなければなりません。
主な取引方法は委託販売と買取販売の2つです。
委託販売
委託販売とは小売店の棚に商品を置かせてもらい販売をするのですが、小売店は売れた分だけあなたにお支払いをします。
例えば10本納品して6本売れた場合、6本分だけ小売店はあなたに支払えばいいのです。
仮に残りの4本がずっと売れず賞味期限を近づき破棄しなければならなくなったとしても、小売店はその補償などをする必要がないのです。
つまり、委託販売は小売店にとってあなたに棚を貸し販売する場所を提供するだけなのでデメリットが殆どないのです。
その代わりマージン(販売手数料)が低いのが特徴です。
買取販売
買取販売とは納品した全てを小売店が買取る取引です。小売店は売れる売れないに関わらず納品分全額を支払う必要があります。
なので、売れ残るリスクを小売店が負う事になるのでマージンが高くなります。
<メリット>
・売れ残るリスクが小売店にないのでマージンが低い
・マージンは食品の場合15〜30%が相場(自分の取り分が85%〜70%)
・小売店にデメリットがないので契約してもらいやすい
<デメリット>
・請求書作成が非常に面倒(納品した数と売れた数を集計し請求書を制作しなければならない)
買取販売
<メリット>
・請求書作成が単純(納品した数をそのまま請求書にするだけ)
<デメリット>
・売れ残るリスクが小売店が負うのでマージンが高い
・マージンは食品の場合30%以上が相場(自分の取り分が70%〜50%)
・小売店は売れる商品だけ仕入れたいので取引の難易度が高い
この様にどちらもメリット、デメリットがありますが、この講座では事業立上げ期は絶対に委託販売を選択する様に指導しています。
委託販売時にあらゆるテストマーケティングをして商品の問題点や課題を全部洗い出す方法を学んで頂きます。