資格を持っていても商品化の仕方がわからない受講生

先日の東京講座では、「調理の資格はもっているが商品化の仕方がわからない」と言う方が2名いらっしゃいました。

これはうちの講座ではあるあるの話で、〇〇ソムリエ、〇〇マイスター、〇〇認定講師などの資格をもっており調理や作り方はわかるけど、実際に商品として販売する方法が全くわからないという方が非常に多いのです。

この様に、受講生に作り方や技術を教える事で講師として育てあげ、教室を開催できる様にするビジネスを「協会ビジネス」と言います。

協会ビジネスは収益体系が教室ビジネスとは違い、半永続的に収益を徴収するシステムになっています。

どう言う事かというと、協会ビジネスは講師を育て、講師に教室を開催できる権利を与える事で講師から会費や更新料などを徴収します。

つまり講師が教室を開いてビジネスをしている限り講師から半永久的に収益を得る事ができるのです。

他にも、テストをクリアした受講生に◯◯ソムリエなどの資格を与え、その資格の使用料を徴収し続けるものもあります。

これは、協会ビジネスが良いとか悪いとかの話ではなく、協会ビジネスのシステムを理解しておかないと半永久的に使用料を払い続ける事になるので、それを覚悟の上で資格を取る必要がああるよ、という話です。

資格を取得する為に勉強することは良いことなのですが、問題なのは「資格を取得して何がしたいのか決まっていない」場合です。

資格の名前が使いたいのか、学んだ知識が使いたいのか。

私は「知識」にしか興味がありません。

もし資格を取得したとしてもその資格の名前は一切使わず知識だけを商品開発に活かすと思います。

なので受講生の方が様々な資格を取得しているけど、活かせてないという話を聞くと「学んだ知識は本物なんだからそれを商品に使えばいいのに」と毎回思います。

ただし、その方たちは肝心の「商品の作り方」がわからないのです。

まぁうちの講座ではそこを教えているのですが、それさえわかってしまえば取得した資格で得た知識はいか様にも活かせます。

せっかく資格取ったんだったら使わない手はありません。

ということで様々な資格を取得している10期生のNさんの感想です。

Nさんは忙しい弟さんの代理で受講をされました。

——————————–
12月東京講座の二日間ありがとうございました。

私の弟は 以前から定年退職後は第二の人生で地域の事で好きな事をやりたい 地域の産物を使って加工品を作りたいと言っておりました。

そこでピクルスアカデミーの存在を教えてくれたのですが その時すでに私もSNSで知っていて 瓶の中で色とりどりの野菜がキラキラしているのを見てとても興味がありました。

私はある協会のパンの講師、あんこのお花の認定講師、飾り巻き寿司インストラクター、ナチュラルフードコーディネーター、調理師の資格を活かし何かできないかと思っていましたので、弟がやりたいピクルス製造と一緒にパンやお菓子の製造販売もしたいと思っていましたが、それにはどのように行動したらいいのか全くわからない状態でした。

【受講してよかった事】

この先どうしたら良いのか全くわからなかったのですが 椋木さんの分かりやすい講座でこれからどう行動したら良いのかわかりました。

【授業内容で驚いた事】

どこでも手に入る調味料(家庭に普通にある物)でピクルス液が作れる。

そのピクルス液がとても美味しいこと。

そして美味しいピクルス液で簡単にピクルスを作る事ができてしまうことにとても驚きました。

ピクルス、サンドイッチを作る行程も実際に見ることができ勉強になりました。

椋木さんの会社で作られている作り方、レシピ、材料、資材、入手先、検査機関など惜しみなく公開していただき感謝しかありません。

ありがとうございました。

【講座内容は満足できるものだったか それはどこですか?】

未経験者なので販売までの行程で何をどのように行動したらよいのか何もわからない状態でした。

今回の講座では設備の設営から保健所の許可の取り方〜販売までを詳しく教えていただくことができ前に進むことができそうです。

私たちの地域は果物の収穫も盛んです。

美味しい果物でフルーツサンドも作って販売してみたいです。

まずは加工所を作るところから始めなければなりません。

課題は山積みですが弟と相談して前に進もうと思います。 

わかりやすく楽しい講座をありがとうございました。

とても勉強になりました。

引き続きよろしくお願いします。

——————————–

資格を何のために取得するのか?

資格のネームバリューを使う為ですか?知識を得るためですか?

当アカデミーでは資格ではなく、実践で使える知識と技術のみ与えています。

なので、他の講座より実践率が高いと言われるのも当然だと思います。

萩野菜ピクルスのレシピをそのまま商品化しても料金はとりませんし、学んだ技術を他の加工品製造に活かしても何も言いません。

学んだ知識をどう活かすかは、本人の自由なはずです。

学校とは本来そういうもんだろ、と私は思っています。

今日は以上です!

※以下事例で紹介している方は全て2ヶ月フォロープログラムを受講された方です

関連記事

30期生の感想が届きました!

一人で約1ヘクタールのキャンプ場を開業した女性受講生

卒業生が坂上忍さんのカフェメニュー開発担当になりました

容器はどう選べばいい?

短期間で一気に学びたい!8期生いちご農家さんご夫婦

売上をとるか従業員の働きやすさをとるか①

マージンを引かれる事を考えずに値段設定をした卒業生

受講前に保健所へ製造許可の相談は行かないように!

PAGE TOP