ブランディングとデザインについて

受講生の方から自社ブランドや商品名について質問を受ける事が多いのですが、中でも多いのが「自分の地域が特に有名ではなく商品名として付けるには弱い感じがする」というものがあります。

これは萩野菜ピクルスが「萩」という地名を使っているため、受講生の方もそっち方向で商品を考えがちになるのが原因です。

萩野菜という言葉は私が勝手に作った造語で、そんなものは萩にはありません。

ただ、萩という地名がある程度有名で観光地として知られているから使用しただけで、私が他の出身地で特産品も何もない様なところであれば全く別の商品名やブランディングをしていたと思います。

例えば、下の写真は地域性を無視し、使用されるシーンのみを想定して作ってみた「ご縁のピクルス」です。




ブランディングとしては、完全にギフト狙いで引き出物などに使われる層をターゲットにしました。

デザインは「ご縁=五つの円」とイメージを広げデザインしたものと、縁起物で使われる水引の「梅結び」をデザインとして取り入れたものを作りました。

デザインをする際はパソコン上で見るだけではイメージがし辛いので、必ずモックアップ(模型試作)をデータ上でつくり、実際に印刷して箱に貼り付けたりして現物をみて決定します。

全て仮なので、実際に商品として販売するわけではありませんが、この様にブランディングは地の利がなければシーンに合わせて創ることも出来るのです。

例えばご縁のピクルスなので、地元の神社にお願いしてピクルスに祝詞をあげてもらい販売するのもブランディングの一つになるでしょう。

こういった他がやっていない取り組みは取材に来てもらいやすくなります。

差別化を考える際は頭でっかちに考えるのではなく、柔軟に物事を捉えてみるとアイデアは湧きやすくなります。

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