漠然とした夢が具体的な「ビジネス」へ。大阪十三のかき氷が楽しめるカフェ「cafe&bar COCO」/代表Oさん (上級編受講)
漠然とした夢が具体的な「ビジネス」へ。大阪十三のかき氷が楽しめるカフェ「cafe&bar COCO」/代表Oさん
社会人向け加工食品専門学校ピクルスアカデミー
飲食店経営の夢を抱きながらも、「何から手を付けていいか分からない」という課題に直面していたOさん。2025年2月にご自身のカフェをオープンされたOさんに、講座での学びがどのように事業を具体的なビジネスへと変え、カフェを開業するまでに至ったのかをお聞きしました。

大阪でかき氷の大人気カフェを作った未経験者の30代女性Oさん
◆不動産業から「毎日働く喜び」を求めて飲食の世界へ
【椋木】
本日はありがとうございます。まずは受講前の状況からお聞かせいただけますか?
【Oさん】
お久しぶりです。受講前は不動産業で働いていて、ちょうどお店をやりたいと思って物件を見に行っている最中でした。漠然と「こんなことやりたいな」とは思っていたんですが、営業許可の取り方すらよく分かっていない状態でしたね。
【椋木】
飲食業の経験はあったんですか?
【Oさん】
あったと言ってもアルバイトやホテルのレストラン業務の手伝い程度で、調理から接客まですべてを一人でやることに大きな不安があり「何か武器になるものが欲しい」と考えていました。
【椋木】
そもそも、なぜ不動産から飲食業を始めようと思われたんですか?
【Oさん】
不動産って実はそんなにせくせく働くわけではなくて、私的には「毎日働く仕事がしたい」と考えていたところ、妹が「カフェをやりたい」と言い出したのが直接的なきっかけです。私も妹も初心者なので、小規模から始めようと考えました。
◆受講の決め手は「タイパ」と「網羅性」
【椋木】
数あるスクールの中から、この講座を選んで頂いた決め手は何だったのでしょうか?
【Oさん】
短期間で早くお店を出したいという目標があったので、とにかく役立つことを集中的に吸収したかったんです。たくさんのスクールを調べましたが、「2日でこれだけ学べる」という講座は他になかったので、短期間で学べて、しかも私が欲しいノウハウが全て詰まってそうだった、というのが最大の決め手になりました。
【椋木】
実際に受講して、何か印象に残ったことはありますか?
【Oさん】
当初は「できそう」という根拠のない自信があったんですが、講座で「これやりなさい」「それが終わったら次はこれをやりなさい」と順序を教えてもらったら、「あ、そんなこともやらなあかんのか」「こんなこと考えてなかった」というのがたくさんあって、現実を突きつけられた感じでした。特に、営業許可の取り方など、経営に必要な現実的な要素を考えるきっかけになったのは大きかったです。
【椋木】
なるほど。物件選びの判断も変わりましたか?当初は人通りの多い駅前で探されてましたよね。
【Oさん】
元々は人通りの多い駅の東側で探していたんですが、受講後は、子どもの預け先や妹の通勤、駐車場の有無など、現実的な条件を考慮できるようになり、今の場所に決めました。

グーグルの口コミ評価も4.7とかなり高い。ほとんどが絶賛コメント。
◆マニアも通う「かき氷」の集客力
【椋木】
お店は今年の2月オープンで、まだ1年経ってないんですよね。現在の主力商品と、運営状況はいかがですか?
【Oさん】
夏場はかき氷ばっかりでとんでもなく忙しかったです。かき氷は年中出すんですが、11月から本格的な定食ランチを始めています。アルバイトさんも2人入っていただいて、私と妹とで回しています。
【椋木】
受講後に突然かき氷を始めると言いだして、純国産の氷室から削り出した氷を入手するために全国を飛び回っていましたが、私は全くわからない分野なのでただただ傍観していました(笑)
【Oさん】
かき氷の世界には「ゴーラー」と呼ばれるマニアさん達が存在していて、その方達は一つのお店でかき氷を2杯も3杯も食べるんです。そしてそれをSNSに発信したり、気に入ったお店には何度も足を運んでくださるので、それをみたフォロワーさんが来店されたり、口コミで拡散されたりするので、氷の品質は絶対に落とせなかったんです。おかげで何名ものゴーラーさんにもご来店頂けるようになりました。

「ゴーラー」と呼ばれるかき氷マニアも足を運ぶ純国産の氷室でつくられたかき氷。見て分かりますか?ここのお皿は全てエルメス。
【椋木】
凄い世界ですね(笑)ランチの調子はどうですか?
【Oさん】
11月の頭から始めたばかりで、徐々に伸びていっている感じです。お客様の割合はリピーターさんが多いですね。周りと比べるとランチの価格は高いんですが、質の良いお野菜や国産のお肉を使っていることを売りにして、定食を出しています。お米については、米農家さんから直で仕入れており、この前の米騒動からインスタで告知を出せば速攻で売り切れる状態がいまだに続いており、そちらにも活路を見い出しています。
◆多忙なオペレーションをいかに「システム化」するか
【椋木】
なるほど。ただそれだけ展開を広げていくと、どれをメインに据えるか悩みませんか?
【Oさん】
そうなんです。かき氷、ランチ、サンドイッチ、ケーキなど、どれも固定のお客さんがついてしまって。どれもやめられない気持ちになってしまい、どんどんオペレーションが増えていっている状態です。本当は絞った方がいいんだろうな、とは思いつつ…。
【椋木】
それはすごくよく分かります。でも、オペレーションが複雑だと、Oさんや妹さんが現場を離れることが難しくなりますよね。体力的なのことも含めて、そこが一番の課題ではないですか?
【Oさん】
まさにそうです。妹が急に休んだり、私自信も子育て真っ最中なので今そういった事を考えると、アルバイトさんだけに任せられるような体制にしたいんですが、今は私か妹が必ず出ないと回せません。食材の仕入れやメニューの組み立てなど、全部を理解しているのが自分たちしかいないので。
【椋木】
現場を離れるには、どこかを「システマチック」にするしかないですね。その場合、妥協できる点と絶対妥協できない点を明確に分けて思い切って切り捨てる事が重要です。全部求めてしまったらシステム化は永遠に出来ないので。それと、アルバイトに任せると決めたら、一切口出ししない事です。見たらアナポコだらけで目も当てられない状況になりますが、ひたすら我慢するんです。でもバイトといえど、相手も人間なのでやり続けていたら成長しますから、最初はひたすら我慢して見守ってください。私のお店では既に私よりスタッフの方が質も速さも上回っています。
【Oさん】
それと、広告を打って忙しくするのが先か、従業員を増やして教育するのが先か、というジレンマがあります。最近、従業員が業務を覚えてきたので、今は勝負の時期だと捉えています。
【椋木】集客面で、ポスティングを始められたそうですね。インスタグラムの広告は試されましたか?
【Oさん】インスタは時々、数千円かけて投稿を出すことはあります。ただ、売上にはあんまり直結していなくて。
【椋木】それは多分、配信エリアを地元に絞っていないからだと思いますよ。うちは山口市の人にだけ配信しています。地域に特化した飲食店の場合、地元以外に配信してもあまり意味がないです。それとインスタグラム広告は、インスタのアプリからではなく必ずパソコンのインスタから出稿することです。最近仕様が変わって、iphoneのインスタアプリから出稿するとAppleに手数料(3割)取られるようになったんですよ。1000円分出稿しても300円がappleに徴収され700円分しか広告配信されないので、必ずパソコンから出稿してください。
【Oさん】そうなんですね!わかりました!それとエリア設定も確認してみます。
【椋木】それと広告が売上に直結しているか分からないとおっしゃってましたが、一度試しに1日に1万円分を地元だけに広告を配信してみてください。めちゃくちゃ高い検証ですが必ず効果がある事がわかりますから。それで費用対効果を測定してみてください。分かりやすい効果を見ないと費用対効果なんて測定出来ないので。
【Oさん】わかりました!やってみます!
【椋木】Oさんのような開業したての等身大のモデルケースは、受講を検討されている方にとっても非常に参考になると思います。今回は長い時間ありがとうございました!
このインタビューの数日後、Oさんからご連絡がありました。
もっと気の利いた事言えたんじゃないかな〜と思っておりましたが、撮れ高は大丈夫でしたか?
アドバイスいただいたあと、早速スタッフ会議をして、アルバイトさんに鍵を渡してオープンや締め作業を任せてみることになりました。
ランチについても今までメイン料理を担当していたところを教えて、私がサブに回ってみています。
12月のシフトでアルバイトさんのみの日を作ったので、どうなるか楽しみです。
ずっと「本当はやった方がいいんだろうけど出来ないな〜」と思っていたことに、やっぱりやるべきだ!と背中を押してもらいました。
ありがとうございました!
この様に、受講した後からが本番で悩みの種は尽きる事はありません。
ただ、これを乗り越えると経営者として一皮も二皮も剥ける事ができるので、頑張って挑戦し続けてもらえたらと思います。
それでは!

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