定番商品を王道の売り方で売ればやっぱり稼げる。商品に飽きているのは経営者だけ。

社会人向け加工食品専門学校ピクルスアカデミー

5月19日に岐阜県で初めてどこでもアカデミーを開催いたしました。

応募をして頂いたのはいちご農家を運営されているWさん40代女性です。

いちごの生産は主にご主人がされており、Wさんは店舗の運営を担当されています。

【Wさんの店舗メニューはシンプルにいちご一色】
本当にこれでいいんです。私の店舗の売上を抜いて行った受講生達は、殆どが王道の定番商品一本で勝負しています。

Wさんご夫婦はいちごを通じて地域の魅力を伝える為に、去年観光農園の設立計画をクラウドファンディングで寄付を募り、なんと500名以上の方々から1000万円以上の支援を得ることに成功し、現在建設真っ最中です。

まずはWさんのヒアリングシートを見てみましょう。

現在、いちご農家を営んでおり、夫が生産、私はいちご農家のスイーツとドリンクの店舗の方を運営しております。

飲食店営業、菓子製造、密閉包装は取得済みです。店舗自体は4年目となります。

いちごの加工品などは、現在も行っています。

この受講をしたいと思ったきっかけは、加工品において幅を広げたいと思っても知識がないので、どこまで販売できるのかわからないからです。

酵素シロップ、いちごを使ったソースやケチャップ、かき氷のシロップなどにも挑戦をしたいです。

加工品は道の駅やデパートなどでも販売したいので、きちんとした知識を身に付けたい。

地域柄、農家が多いです。

いちご農家という枠組みにとらわれず、この地域の農産物の加工品を担えるような場所作りをしたと考えています。

また、OEMなども受け入れられる様にしたいと考えています。

Wさんの店舗のインスタを見ていると流行っている事は一目瞭然。

売り上げ的にも問題はなさそうです。

何故売上が安定しているかは後述するとして、とりあえず現状として、長期保存商品については「勘」で殺菌処理をしており、この一点だけに一抹の不安を抱えているご様子でした。

それではWさんの受講後の感想をご紹介します。

【受講してよかったこと】

私は食品衛生責任者の資格を取得していましたが、実際に加工品を商品化するとなると、勘に頼った製造方法に自信を持てずにいました。

作りたい商品やアイデアはたくさんあるものの、賞味期限の設定方法や製造販売に必要な考え方が分からず、なかなか商品化へ踏み出せませんでした。

以前、保健所へ相談した際も専門的な内容が多く、自分の事業にどう落とし込めばよいのか理解できずに悩んでいました。

しかし今回の講座では、椋木さんが実際に加工品を製造し、お店を運営されている現場目線で教えて頂けたので、現場に立つ私自身にもとてもわかりやすかったです。

特に、賞味期限の考え方や商品の設計方法、実際の商品化までの流れなど、これまで曖昧だった部分を具体的に学ぶことができ、これでやっと自分がイメージしていた加工品開発に挑戦できるという自信になりました。

受講後すぐに教えて頂いた検査機関へ賞味期限設定のための検査を依頼し、新商品の販売に向けて準備を進めています。

椋木さんから耳にタコが出来るくらい教わった「まずは小さくスタートする」という考え方は、私にとって失敗を恐れず挑戦する後押しになりました。

2か月間のサポート期間の間に、さまざまな商品づくりや販売方法を試しながら、分からないことは積極的に相談していきたいと思っています!

【授業内容で驚いたこと】

最も驚いたことは、「良い商品を作れば売れるわけではない」という考え方でした。

私はこれまで、生産者として素材や製法にこだわり、美味しいものを作ることが何より大切だと考えていました。

しかし講座では、お客様がどのような場面で購入するのか、誰に向けた商品なのかを最も重要視し、その人の「欲求」にダイレクトに伝わる商品設計をすることが重要だと学びました。

また、商品の味だけではなく、パッケージや価格設定、販売場所、ターゲット設定、商品を手に取ってもらうための仕組みづくりなど、商品の品質以外にもこんなにも考えないと商品は売れなんだとハッとさせられました。

生産者目線ではなく、お客様目線で商品を見ることの大切さを痛感した2日間でした。

【講座内容は満足できるものだったか、それはどこですか?】

とても満足しています!

特に満足した点は、理論だけでなく実際の経験に基づいた内容を学べたことです。

「こだわりがあるから売上が上がるわけではない」という考え方に確信を持てたことも大きな収穫でした。

もちろん品質へのこだわりは大切ですが、それだけではなく、お客様に伝わる形で商品を設計し、購入しやすい価格や販売方法を考えることが何よりも重要なんですね。

講座で学んだ内容は、現在取り組んでいるいちごの加工品にもすぐに活かすことが出来ています。

実は当初は製造の知識を得ることだけが目的でしたが、「売上を上げる為の具体的な行動や考え方」の重要性に気づかせて頂き、本当に感謝しています。

ありがとうございました!

Wさんの店舗の売上が好調の理由ですが、「王道の商品を王道の売り方で売っているから」という一言につきます。

私は講座の中で店舗の売上や来客数を伸ばしたければ、「日配品(スイーツ系)>日配品(惣菜系)>加工品」の順に取り組むのが王道だと話しています。

これは私の実体験からも、1000人の受講生の統計を見ても、「絶対そうだ」と言い切れる紛れもない事実です。

(※こうじゃなきゃ失敗するという意味ではありません!!)

お客さんを店に呼び込もうと思ったら、加工品は日配品には逆立しても敵わないんですよ。

日配品というのは賞味期限が短く、直ぐ食べれるものです。

弁当、唐揚げ、サンドイッチなどスーパーの惣菜コーナーで売っているようなものです。

その中でも群を抜いて強いのがスイーツです。

ピクルスよりジャムの方が売れますし、ジャムよりジェラートの方が売れます。

そんな単純な…と思うかもしれませんが、こういうものなのです。

もちろんスイーツを出しゃ売れるという事を言っているのではなく、引きの強さでいうとこれは紛れも無い事実なのです。

この講座の受講生でも、教えた数ヶ月後にはウチの店舗の売り上げを抜き去った受講生も何人もいらっしゃいます。

その方々は全員スイーツで当てています。

もちろん立地条件や様々な要因が重なって、という事ですが、もれることなく全員スイーツです。

なので逆説的に、ピクルスというこんな難しい商材一本でここまで会社をデカくした自分を褒めてあげたいくらいです(笑)

まあ商売事なので、こうやったら絶対上手くいくという事は絶対にないのですが、統計的な事実なので書かせてもらいました。

Wさんの強みはいちご農家がいちごの加工品を作っているという、誰でも思いつく様な王道のスタイルを愚直にひたむきに取り組んでいる事です。

いちご農家という既に出来上がっている信頼をブランドに変えているので、お客さんからの認知も誤差がなくスムーズに受け入れらているのが成功の要因です。

これで失敗するパターンは、いちご農家なのに整合性のない商品群を作ったりする時です。

いちごに軸足を置いて、商品展開をするのが失敗する確率が最も少ない王道のスタイルです。

みなさんも自分の既存事業に軸足を置いて、事業戦略を練る事をお勧めします。

それでは!

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