貯金ゼロ・人脈ゼロで起業する時に、最初にやる3つのこと

社会人向け加工食品専門学校ピクルスアカデミー

先ほど50代の未経験者の女性の方と面談を行い色々とお話をしたので、今回は50代以上の方がこれから起業や独立をする、という仮定を元にお話しします。

50代からの挑戦は、派手な成功を夢見るギャンブルではありません。着実に売り上げを立てていく現実的なサバイバル術です。

人生の後半戦において、何か新しいことを始めようと決意した時、私たちの足を止めるのは常に「お金」と「人脈」への不安です。

もし、私が60歳手前で手元に一円の貯金もなく、頼れる知り合いも一人もいない状態で、明日から加工品製造で起業しろ言われたらどうするか。

多くの人は「まずは資金調達だ」とか「宣伝のためにSNSを必死に覚えよう」と考えるかもしれませんが、私は全く違う道を選びます。

なぜなら、50代、60代からの再出発において、最も浪費してはいけないのは「お金」以上に「時間」だからです。

最短距離で、しかも確実に「食いっぱぐれないビジネス」を立ち上げるために、私が真っ先に実行する三つのことをお話しします。

まず一つ目は、何をおいても「製造許可」という証明書を手に入れることです。

貯金がゼロなら、立派な工場を建てる必要なんて1ミリもありません。

自宅のキッチン、あるいは格安で借りられる小さなスペースやレンタルキッチンを使い、保健所の基準をクリアするように最低限のコストで改修し、一刻も早く「合法的に販売できる権利」を確定させます。

多くの人がここで「保健所は怖い」「審査が厳しい」と足踏みをしますが、プロの視点から見れば、あんなのは単なるチェックリストの消化に過ぎません。

この「許可」さえあれば、国が認めた「加工品製造業者」として世に商品を出すことが出来るのです。

二つ目は「作りたいもの」のではなく、「売れるもの」を作るです。

「何の変哲もないジャム」を売るのではなく、そのジャムが「誰の、どんな悩みを解決するか」というニーズを徹底的に作り込みます。

例えば、うちで販売していたサラダボウルは水溶性食物繊維と不溶性食物繊維のバランスを考え「腸活サラダボウル」というネーミングで販売していました。

便秘が治る、という表現は薬機法に抵触するので書く事はできませんが、腸内環境を考えて考案したレシピであることには間違いはないので、あえてそういうネーミングにしていました。

「なぜ、今ここで、あなたから買わなければならないのか」という理由が一瞬で伝わる商品の方が売りやすいのです。

この「売るためのコンセプト設計」さえ間違えなければ、たとえ中身が同じジャムであっても、ヒット商品にする事は十分に可能なのです。

三つ目は、自前の店舗を持たず「既にある人の流れ」を徹底的に利用することです。

人脈ゼロの状態、あるいは知らない土地で自分の店にお客さんを呼ぶのは至難の業です。

だからこそ、私は自分で集客することを早々に諦め、既に客が溢れている「道の駅」や「地域の直売所」にターゲットを絞ります。

そこには、お客さんが毎日何百人、何千人と押し寄せています。

ここでの勝負は「どうやって自分の商品を選んでもらうか」という事だけに集中すればいいのです。

お客さんの動線を読み、思わず手が伸びるポップやラベルを用意し、人気商品を演出するための陳列を行います。

私であれば、この

「商品を作る許可」

「どんな商品を作るか」

「どこで売るか」

3点をさっさと決めて直ぐにでも動き始めます。

これさえできれば、貯金も人脈も、実は成功の必須条件ではないことに気づくはずです。

50代からの挑戦は、派手な成功を夢見るギャンブルではありません。

正しい商売の型を身につけ、着実に売り上げを立てていく現実的なサバイバル術です。

もし、今「自分には何もない」と絶望しているなら、それはある意味ラッキーだと思ってください。

余計な知識がない分、最短ルートで突き進むことができるからです。

貯金ゼロでも、人脈ゼロでも関係ありません。

それでは!

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